はりきゅう整体院 和からだみなおし処 院長
矢上真吾
Shingo Yagami略歴
東京医療専門学校本科卒。卒業後、千葉県市川市の鍼灸整骨院に勤務。同年12月退社。
翌年よりサッカーJリーグ・ヴァンフォーレ甲府(当時J2)のトップチームトレーナーとして10年契約(10年間で3度のJ1昇格、2度のJ2降格、1度のJ2優勝を経験)。
2014年から千葉県館山市で、はりきゅう整体院 和からだみなおし処を開業。2017年から地域の方の健康増進を目的とした健康教室を開催(現在も週2回開催中)。
2018年からYouTubeチャンネルを開始(現在チャンネル登録8,500名)、健康、スポーツ、教育の3本柱で地域貢献活動をしている。
翌年よりサッカーJリーグ・ヴァンフォーレ甲府(当時J2)のトップチームトレーナーとして10年契約(10年間で3度のJ1昇格、2度のJ2降格、1度のJ2優勝を経験)。
2014年から千葉県館山市で、はりきゅう整体院 和からだみなおし処を開業。2017年から地域の方の健康増進を目的とした健康教室を開催(現在も週2回開催中)。
2018年からYouTubeチャンネルを開始(現在チャンネル登録8,500名)、健康、スポーツ、教育の3本柱で地域貢献活動をしている。
現在の仕事についた経緯
両親がきっかけです。父親は元々腰が悪く、私が小学生の時には腰痛により仕事を休むこともしばしば。家で寝ている父親を見て我が家は大丈夫なのかと不安になった記憶があります。
しかし、そんな矢上家を覆っていた雲を、一つの整体法が吹き飛ばしてくれました。母親が偶然見かけた新聞広告に掲載されていた整体法を父親が試したところ「100回通えば治る」と言われました。実際に治療を続けてみたところ、父親の腰痛が劇的に改善しました。
この事実に感激した両親は「この恩返しに今度は自分が地域の皆さまを治したい」と、その整体法を学び、数か月後には自宅の居間で整体院を開業。開業当初から患者さまが押し寄せ、居間で患者さんを治療している両親を見て、「良い仕事だな」「自分も将来は人に感謝されるような仕事に就きたいな」と思ったのがきっかけです。
しかし、そんな矢上家を覆っていた雲を、一つの整体法が吹き飛ばしてくれました。母親が偶然見かけた新聞広告に掲載されていた整体法を父親が試したところ「100回通えば治る」と言われました。実際に治療を続けてみたところ、父親の腰痛が劇的に改善しました。
この事実に感激した両親は「この恩返しに今度は自分が地域の皆さまを治したい」と、その整体法を学び、数か月後には自宅の居間で整体院を開業。開業当初から患者さまが押し寄せ、居間で患者さんを治療している両親を見て、「良い仕事だな」「自分も将来は人に感謝されるような仕事に就きたいな」と思ったのがきっかけです。
仕事へのこだわり
私が仕事でこだわっていることは3つあります。
①問診検査を重視すること
これは私が勉強してきた東京医療専門学校の恩師から常々言われてきたことで、施術に入る前の段階が重要だということです。整体などに行った際に、あまり話も聞かず、検査なのか?施術なのか?が曖昧なまま進んでしまい、一体自分のカラダはどこが問題で、どうすれば良くなっていくのかが分からないまま終わってしまう・・・ということがよくあります。
そうではなくて「問診→検査→評価→施術」という4つのプロセスを踏むことで、患者様も未来に見通しが取れますし、安心して施術に専念できます。仕事では準備が大事と言われますが、治療院ではその準備が問診検査に当たります。
②点ではなく線で診ること
これは私がトレーナー時代に学んだことです。痛みというのは日々変化します。昨日は良かったのに今日は少し重い・・・という経験は皆あると思います。痛みにフォーカスをするのではなく、検査で得た身体の機能、姿勢を改善することが大事になります。一日一日では身体の状態は波状に変化しますが、長い目で見たときには右肩上がりで良くなっていくことが分かります。
③最終的には患者さん自身が自分のカラダをコントロールできるようになること
2つ目で痛みにフォーカスしないということに触れましたが、ここで私が考える「治った」という定義についてお話しします。治るというのは人によって解釈が様々で、ここを一致させないと術者と患者で誤解が生まれます。
私が考える「治る」とは、①症状の改善 ②身体機能の改善 ③姿勢の改善、だけでなく、④生活習慣の改善 ⑤運動習慣の確立、と5つの条件がクリアすることです。そうすると、身体に症状がないだけでなく、異変が起きたときに自分が何をすれば良いのか?が分かり、対応できるようになります。
以上の3つが私が仕事でこだわっていることになります。
①問診検査を重視すること
これは私が勉強してきた東京医療専門学校の恩師から常々言われてきたことで、施術に入る前の段階が重要だということです。整体などに行った際に、あまり話も聞かず、検査なのか?施術なのか?が曖昧なまま進んでしまい、一体自分のカラダはどこが問題で、どうすれば良くなっていくのかが分からないまま終わってしまう・・・ということがよくあります。
そうではなくて「問診→検査→評価→施術」という4つのプロセスを踏むことで、患者様も未来に見通しが取れますし、安心して施術に専念できます。仕事では準備が大事と言われますが、治療院ではその準備が問診検査に当たります。
②点ではなく線で診ること
これは私がトレーナー時代に学んだことです。痛みというのは日々変化します。昨日は良かったのに今日は少し重い・・・という経験は皆あると思います。痛みにフォーカスをするのではなく、検査で得た身体の機能、姿勢を改善することが大事になります。一日一日では身体の状態は波状に変化しますが、長い目で見たときには右肩上がりで良くなっていくことが分かります。
③最終的には患者さん自身が自分のカラダをコントロールできるようになること
2つ目で痛みにフォーカスしないということに触れましたが、ここで私が考える「治った」という定義についてお話しします。治るというのは人によって解釈が様々で、ここを一致させないと術者と患者で誤解が生まれます。
私が考える「治る」とは、①症状の改善 ②身体機能の改善 ③姿勢の改善、だけでなく、④生活習慣の改善 ⑤運動習慣の確立、と5つの条件がクリアすることです。そうすると、身体に症状がないだけでなく、異変が起きたときに自分が何をすれば良いのか?が分かり、対応できるようになります。
以上の3つが私が仕事でこだわっていることになります。
若者へのメッセージ
自分の可能性に蓋をしない事。考えてから行うのではなく、まずは行ってみてそのあと考えるという癖をつけましょう。私は今でこそ、「誰一人取り残すことなく健康な社会の実現」などという高尚な夢を持っていますが、仕事を始めた当初からこのような想いで仕事をしていたわけではありません。
最初は両親を見て鍼灸師という仕事に興味を持ちましたが、途中で嫌になりトレーナーの道に進み、そこでも伸び悩み、妻の実家に帰るタイミングで開業しました。なぜ開業だったか?それは夢でもなんでもなく「家族を食べさせるため」でした。当時は就職を考えていましたが、就職先が見つからずに消去法の選択肢としての開業でした。
ですが、開業して出会った患者様や地域の方々とお会いするうちに、自分のしている鍼灸整体という仕事がいかに尊いものなのかを知りました。私は開業するまで、こんなにも痛みで悩んでいる人が多いことを知らなかったのです。そして、生活でちょっとした工夫をすればそこまでひどくならないこと、術者であれば当たり前に知っている生活上の知恵をほとんどの人が知らない、実践していないという事に気づきました。
そこから、私の仕事に使命感が芽生えてきました。使命感が出てくると色々とアイデアが出てきます。その一つ一つを試し、良ければ継続、悪ければ中止を繰り返していくことで、アイデアがブラッシュアップされていきます。考えてから行動するのではなく、想いがなくてもやってみる。そうするとまた違った考えが、景色が見えてきます。まずは行動を心がけましょう。
最初は両親を見て鍼灸師という仕事に興味を持ちましたが、途中で嫌になりトレーナーの道に進み、そこでも伸び悩み、妻の実家に帰るタイミングで開業しました。なぜ開業だったか?それは夢でもなんでもなく「家族を食べさせるため」でした。当時は就職を考えていましたが、就職先が見つからずに消去法の選択肢としての開業でした。
ですが、開業して出会った患者様や地域の方々とお会いするうちに、自分のしている鍼灸整体という仕事がいかに尊いものなのかを知りました。私は開業するまで、こんなにも痛みで悩んでいる人が多いことを知らなかったのです。そして、生活でちょっとした工夫をすればそこまでひどくならないこと、術者であれば当たり前に知っている生活上の知恵をほとんどの人が知らない、実践していないという事に気づきました。
そこから、私の仕事に使命感が芽生えてきました。使命感が出てくると色々とアイデアが出てきます。その一つ一つを試し、良ければ継続、悪ければ中止を繰り返していくことで、アイデアがブラッシュアップされていきます。考えてから行動するのではなく、想いがなくてもやってみる。そうするとまた違った考えが、景色が見えてきます。まずは行動を心がけましょう。