株式会社ジョスト 代表取締役社長

白川泰鎬

Yasutaka Shirakawa

鎬を削る

白川泰鎬

略歴

大学卒業後、国内大手SIerにてシステム開発に従事。
大規模システム開発プロジェクトにおいてサブリーダーとして顧客要件定義を実施。開発工程では中国オフショア開発での人員管理を経験。
国内およびグローバルファームにてコンサルティング業務に従事。
グローバル生産改革プロジェクトでのPMO支援、プロジェクト管理手法の定着化支援、地方バス会社の事業再生支援、超大規模システム開発のPMO支援等々、多種多様な経験を有する。
その後、フリーランスコンサルタントを経て、2015年3月に株式会社ジョストを設立。

現在の仕事についた経緯

学生の頃より起業への思いがあり、IT→コンサルと経験を積んできました。
独立したタイミングとしては運の要素が強いと感じています。ポジティブではない要素も含み、様々な要素が重なったものと考えています。
気持ちの面では、個人として勝負できる自信はあったものの組織の中で不満を抱えながら日々過ごしていました。当時、ベンチャー企業の経営に引き抜かれてグローバルファームを辞めたのですが、その会社にいる意味が無くなったこと、幸いなことに個人として仕事のオファーを受けていたこと等、独立に対して背中を押されている状況だったと感じています。

仕事へのこだわり

私が新人の頃から常に意識しているのは「危機感」と「自信」を持つことです。
一見矛盾しているように思いますが、私の言う危機感とは、今の時代、大企業に所属しているから安泰ということはまったく無く、個人としての価値を上げ続けていかなければ生き残れないシビアな時代だということです。
例え、ある時点で個人として評価されていたとしても、運が良かっただけかもしれませんし、この先同じ環境や状況で仕事が続くことはないため、満足することなく更なる高みを目指すべきと考えて行動してきました。
一方、自信を持つためにはそこに至るまでの過程が重要と考えています。しっかりと検討して、資料を準備して、何度も練習して臨むことで、自然と自信が湧き出てくると考えています。ただ実際のところ自信を持つことは容易ではないので、私の場合はまず大口を叩くようにしていました。これは大口を叩いてやらざるを得ない環境(できなければ通常よりも大きなマイナスを食らう環境)を自ら作り、より努力するというものです。

若者へのメッセージ

「仕事を選ばない」これをお伝えしたいです。
仕事において雑務などあり得ないと考えてはどうでしょうか?例えコピー取りとしても必ず誰かの役に立っています。単に雑務と考えて適当に作業をこなすのではなく、その仕事を完璧(スピーディに、正確に)に完遂させる意識を持ち続けることで、周りの先輩や上司に、「この人ならチャレンジングな仕事を任せても、自らの創意工夫でやり抜くのではないか」と考えてもらえるのではないかと思います。
「仕事を選ばない」とは、与えられた作業を一歩ずつ着実に積み重ねることで、結果として仕事を選べる状況を作ることに繋がるとだと考えています。