株式会社de・ban 代表取締役

根本貴博

Takahiro Nemoto

人間万事塞翁が馬

根本貴博

略歴

昭和54年に福島県に生まれる。地元の高校を卒業後、22歳で建築会社を立上げ、当時では珍しかった受注から施工、メンテナンスまで自社のみで一貫して行う経営方針や、完全成果主義の独自のシステムを取り入れた経営で若手実業家として、地元の新聞やTVなどメディアで紹介される。
その後、同社をM&Aにて売却し、色々な国を旅したのちに、大手企業とフリーランス契約し、営業管理職として活躍。平成27年に不動産会社を設立。更に平成29年に別会社を設立し、大手ショッピングモールを中心にネイルサロンなど美容業界で積極的に店舗展開を行う。
現在は、それら会社の代表取締役を兼任しながら、令和2年に「change the world standard」をテーマに新会社を立上げ、感染症対策の専門家として様々な商品プロデュースを行いながら、企業の顧問や団体の理事として活動をしている。

現在の仕事についた経緯

もともと私の家は親戚も含め、経営者じゃない人の方が少ない家系だったために、「門前の小僧習わぬ経を読む」で、子供の頃から自然と経営について様々なことを学んでいたと思います。社会人として最も大切な挨拶や、礼儀作法から、哲学的なことまで、とても厳しく教えられました。そんな環境の中で幼少時代を過ごしたので、起業は自然な流れだったと思います。
ただ、事業が拡大していくにつれ、自分の生き方に少し疑問が生じ始め、「自分が本当は何をすべきなのか。」と考えるようになりました。お金があっても、なくても、大企業の社長さんでも、小さな会社の非正規社員でも、幸せな人もいるし、そうでない人もいるのを見て、「人生とは今まで考えていたものとはちょっと違うのかもしれない。」と感じました。そして、色々な国を見て、間接的にではなくダイレクトに、「なにか困っている人の為になることがしたい。社会の為になにか役に立ちたい。」そう強く思うようになりました。

仕事へのこだわり

「我欲を捨てて、真に人の為、社会の為になるかを考える。」
本当に心の底からこの仕事は社会の為になるだろうか、ということを考えて事業を選択し、その仕事を行っていく事を、今一番心掛けています。心の底から想う事、絶対の自信を持って信じきることができれば、必ずどんな事も実現するものだと私は思っています。

若者へのメッセージ

今の若い人達には「夢」を持ってもらいたいと思います。今の若者たちはコロナ過で満足に勉強もできず、先が見えない中で就職活動をしなくてはならない状況でとても不幸だと言われることが多いです。
しかし、「不幸だ。不幸だ。」と嘆いても何も解決しません。私のプロフィールだけをみたら順風満帆にやりたいことをしてきたように見えるかもしれませんが、たくさんの試練、向かい風や嵐、壁や崖、茨の道を歩むこともありました。そこを乗り越える度に、学び、成長してきました。
成長や発見はいつも限界の少し先にあります。人生の試練は、成長の大きなチャンスです。私は今でもいつも「試練よ!もっと来い」と思っています。苦しいことがあればあるほど、その先には今より大きな自分が待っています。悩んで解決する悩みもありませんが、人生において解決できない問題はありません。
是非大きな夢を持って、たくさんの試練に感謝し、たくさん成長をしてください。