ロジックスアーツ インク代表

向井洋史

Hiroshi Mukai

自らの選択を信じて、大胆に行動せよ

向井洋史

略歴

上智大学文学部卒業。大手コンサルティング会社に15年以上勤務。イギリス留学を経て独立。現在は、起業家養成プログラムを中核としたコンサルティング事業、フィットネス事業を展開。サステイナブルな社会へ向け「人と企業を健康に、そしてアクティブに」という思いで活動中。

現在の仕事についた経緯

15年以上経営コンサルティング業界にて、企業向けに経営改革、業務改善などの支援を続けてきました。様々な成果が上がった反面、健康を害して休職・離職する人も少なからずいました。「働く方の心身にもっと寄り添う支援ができたのではないか」と葛藤する時がありました。自身が激務で心身が疲れて休職した時期もありました。社会が元気になるためには、人が意図して健康で質の高い仕事・日常生活を送り、かつ従業員を惹きつける健全な企業組織の両輪が重要であることを改めて痛感しました。

仕事へのこだわり

仕事においては「いつもクリエイティブでいること」を意識してきました。何があってもおかしくない時代。ビジネスも今日もてはやされたものが明日には忘れ去られるとても早いサイクルの中にいます。クリエイティブであるために2つのことを習慣化しています。一つ目は、「買うものをケチっても、出会いへの投資はケチらない」です。オフでもオンでも社会と繋がりを意図して作ること。何かやろうという時助けてくれるのはまず周囲の理解者。多方面の「出会い」を通じて、トレンドや社会心理の肌感をつかみ、巻き込む力を養い、新たな自分を発見する。積み重ねが創造の土台を作ります。出会いを自分にとっても他者にとっても「財産」にできるよう意図して行動することが大事と考えています。二つ目は、「自分が不自由と思うこと、あったらいいのにと思うものを常にメモすること」です。多くの製品やサービスアイディアは体験から生まれます。日常生活で全く不便を感じない人はいません。一方不自由と感じてもそれを形(製品やサービス)にしようと動く人は極めて少数です。だからこそ起業を目指すには大きなチャンスがあります。何かいいビジネスアイディアないかと漠然とネットサーフィンをするのではなく、些細なことでも自身の日常の不自由さなど体験をメモしていくとアイディアとつながる瞬間が出てきます。あとはタイミングを合わせて即行動です。

若者へのメッセージ

あえてお伝えするなら2つあります。一つは日常生活や仕事において「楽しむ」を大切にしてください。楽しくなければすぐやめて次へということではなく、「楽しさを積極的に見つけよう」ということです。楽しさは人から与えられるものではなく、自分で見つけるものだと思います。今の仕事はいやなことばかりという方もいるでしょう。でもネガティブな部分ばかりを見る習慣が抜けないとどこに行っても同じことになります。殆ど学びのないまま職や環境を転々とするのはもったいないです。楽しむと続く、続くと学びが増える。今の仕事の楽しさって何?を自問自してみてください。もう一つは「今の自分を許容しましょう」ということです。人と比べてまだまだとか、目標にはほど遠いなどいつも思っていると満足感や達成感が得られず自己嫌悪になっていきます。「今目標にはまだだけどここまできた」と自分を認めてあげてください。次の意欲が湧きます。自分に厳しいだけでなく時に褒めてあげることです。真剣な行動を半年、1年続けて何も達成できていないことは絶対ないです。成果をしっかり見ていないだけです。誰がなんと言おうと、些細なことでも自分の成長を褒め、認めてあげてください。