一般社団法人ゆめのチカラ/NPO法人こどものみらいプロジェクトゆめドリ 代表理事

三輪裕子

Yuko Miwa

天行健

三輪裕子

略歴

立命館大学産業社会学部卒。
新卒で教材販売会社に就職し、営業職を経て新規事業であったカスタマーサポート部門に配属。
第2子出産を機に、民間のパソコン教室に転職。職業訓練事業の拡大、再就職支援に携わる中ドリームマップ®に出会う。感銘を受け、一般社団法人ドリームマップ普及協会(現:ゆめのチカラ)に転職。事務局長、理事、副代表を経て、現職。
2018年には、NPO法人こどものみらいプロジェクトゆめドリを設立し、同団体の代表理事も務める。

現在の仕事についた経緯

失業者の再就職支援に携わる中で「100%は無理でも、ちょっとでも自分の好きなこと、やりたいことがわかって働けた方が幸せな人が増えるのでは」という想いから、何かいい方法はないかと模索する中で見つけたのがドリームマップ®でした。
まずは自分で体験してみようとワークショップに参加したら、当時37歳の自分には、それ以降の夢やビジョンがないことに気づき愕然としました。
しかし、その時自分で作ったドリームマップから様々な気づきを得たことで日常が変化していくことを体感。「こういう機会をもっと多くの人が持てるようになれば!」と認定ファシリテーターになりました。一般社団法人の設立直後だったことから、事務局として働き始め、事務局長、副代表を経て現在に至ります。

仕事へのこだわり

なるべく多くの方の意見を聴くこと。そして、目指す形や姿を確認し、周りの方と共有しながら、見えてきたことをまずはやってみること。これを大事にしています。

新卒で就職した会社では、異動で職種が大きく変わることを2回経験しました。また、その後転職した会社や現職も含め、新規事業や事業拡大のフェーズの渦中に居合わせることが続きました。そのため、道筋や答えがわからない中、状況の整理や、多くの方に活用いただけるように仕組み化することを役割として求められることが多くありました。
そういった時に、目の前の課題解決や方法論だけにとらわれると、物事が停滞したり、本質からずれていったりすることを様々な経験の中で感じてきました。
だから「物事がどうもうまく進まないぞ」という時は、目指す目的地を再確認することと現在の状況を良いことも悪いことも、ありのまま把握するようにしています。

また、一緒に進むチームの仲間と、現在地の認識と目的地のイメージにずれがないか確認したり、お互いの考えをすり合わせることも大事にしています。
これ、実は私たちがお伝えしている「Dream Creation Technology®」という理論の中にある「夢をかなえるワン・ツー・スリーの法則」そのもの。
日々、この理論を自分自身が実践していくことを大事にしています。

若者へのメッセージ

私たちが取り扱っている「夢」ということ。

皆さんは「夢」という言葉を聞くと、どんなことだとイメージするでしょうか?
子どもの頃に「大きくなったら何になる?(どんな仕事に就く?)」と尋ねられることが夢だと考えている人も多いかもしれません。
他にも「オリンピックで金メダル」のような、なにかものすごい実績を残すようなことが夢だとイメージする人もいるかもしれません。
でも、そうだとしたら、何かの仕事に就いた後はもう夢を持つことはできないのでしょうか?大きな実績を残せるような見込みがなければ夢を語ってはいけないのでしょうか?
そうではない、と私たちは考えています。
では、夢を「好き・ワクワクが源泉で思わず動き出したくなること」と定義するとどうでしょう?
自分が、後先考えず、思わず動き出してしまうぐらい好きなこと、ワクワクすること。それを知っているだけで、日々は変わり始めます。それは、何歳になっても、きっと自分のどこかにあり、動き出すエネルギーを与えてくれるのです。
そんな風に自分を動かすエネルギーとなる「好き・ワクワク」は、人によって違うし、誰とも比べられるものではありません。

忙しい日々や、変化の激しい今の時代だからこそ、焦らずに、それぞれのペースで自分らしい夢(好き・ワクワク)を見つけてみてください。
それがきっと、皆さんの人生の羅針盤になっていきますよ。