株式会社ジョイファンデーション 代表取締役

喜田圭一郎

Keiichiro Kita

天命を信じて人事をつくす

喜田圭一郎

略歴

中学1年の時に腎臓を患い、気功法で回復力が発揮されて健康になる体験する。それ以来、体に内在する治癒力の発動法を自分の為に研究する。環境音楽の仕事を通してサウンドスケープデザインを学ぶ。新しい骨伝導方式の体感音響の仕事を通して体内環境を整える音の力を知る。室内を快適にする高音域のサウンドスケープと体内を整える低音域の音を組み合わせたサウンドヒーリング健康法を研究する。音の癒しを科学的に行なう会社を設立。
プラネタリウムコンサート「スターライトヒーリング」を渋谷、池袋、町田などの施設で10年間定期開催する。やすらぎと活力を提供する店舗「ヒーリングガーデン」を渋谷東急文化会館や百貨店にて運営し話題を呼ぶ。店舗の運営で取得したノウハウを生かし、広くサウンドヒーリングの実技法を教える人材育成を始める。サウンドヒーリング協会を設立し資格認定を始める。世界中の自然音を活かした快適環境づくりのプロデューサーとしてMaster音源制作多数。AIスピーカー、YouTube、Internetラジオ局、他様々な企業に音源提供。スターライトヒーリングは現在「さいたま市宇宙劇場」で定期開催中。

著書:青春出版社「聴くだけで体が変わるサウンドヒーリング」 、マキノ出版「屋久島癒しの清流音CDブック」、「宮古島癒しの波音CDブック」、宝島社「快眠」屋久島・宮古島奇跡の島音CDブック」他多数。

現在の仕事についた経緯

日本のロケット開発の先駆者である糸川英夫博士が唱えたボーンコンダクション(骨伝導)理論を音響メーカーの仕事を通して学び、体の機能を高める音の可能性を知りました。そして、長年実践してきた健康法の手当を基に、音の響きを心地よい振動にして体に伝える小型体感音響機器Healing Vibrationを開発しました。
体に心地よい音を手に持って当て、健康を増進する体感音響の普及、音を科学し音の可能性を広げる為に起業し、現ジョイファンデーション社(1994年)を設立しました。
その後、ニューヨークの名医コーネル大学統合医療のミッチェル・ゲイナー博士と出会い、サウンドヒーリング協会(2001年)を設立し、人の精神性を高め心身を健康に導くサウンドヒーリング健康法の理論、実技法、精神を収めた資格認定者の育成を始めました。初代理事長故勝木道夫博士(やわたメディカルセンター代表)、2006年より理事長喜田圭一郎、会長中村泰治(昭和大学名誉教授)。
サウンドヒーリング協会 https://www.sound-healing.jp/

仕事へのこだわり

社会の平和と発展の為に仕事をしています。生活の為、生きていく為に仕事をするのではなく、社会に役立つ仕事をする為に、自分の生命の時間を使って生きる事を知りました。
聖路加国際病院 理事長の日野原重明先生と仕事を通して交流する期間があり、「子供は自分の為に時間を使ってよい、しかし大人は人の為に自分の時間を使いなさい」という言葉に深く感銘を受けて、それを心掛けて仕事をしています。

『利益を得る為の仕事を優先するのではなく、自分が成長する為の仕事をする事を意図する。
自分の本心からの声を常に聞き、毎日を丁寧に生きる。』

1994年に起業をする折、周りの先輩や友人に自分が心からやりたいと思った今の仕事について「可能性が見えない、君には向いていない、会社にいるから仕事ができている事を忘れるな、まだ早い、癒し?それは怪しい・・」など色々反対されましたが、尊敬するある方に相談したところ「君が心からそれをやりたい、その仕事が自分の生きていく理由だと思うなら、それを実行することが大切。困難があってもその原点を忘れなければ絶対に成功する、やらなければ後悔する。」と教えてくれた事が力になっています。

自分の中に眠る自然の力を忘れて、自分の外に力を求める現代社会の在り方は自然界と調和しないと考えています。
自分の中にある自然の力を発揮し、可能性を追求し、外にある地球の自然(生命)と自分の中の自然(生命の力)の繋がりを深めて、自然体で生きることが大切、これまでも、これからも、その人づくりを行っていきます。

~その為のキーワード~
「自分の中から始める」「喜びがカギ」精神統合心理学 ロベルトアサジオリ博士の言葉
「小さなやさしさに全力の愛を注ぐ」Service Space設立者 ニップン・メータ氏
「ギフト経済」フランス経済学者 ジャック・アタリ氏

若者へのメッセージ

2030年が人類の未来への分岐点と言われる今、様々な事が今まで通りにはいかなくなると想定する必要があるでしょう。地球温暖化、気候変動による自然災害の増加、人口増加、食糧問題、地球環境の汚染、格差、価値観の対立など様々な問題と見える事に目を向け、勉強することが大事です。
これら全ては私たち人間が創り出した問題、産業革命以降、資本主義経済を基本に、外側の豊かさを求め、発展のみを目標に突き進んできた結果ではないでしょうか。未来に問題を先送りしてきた責任を、私も含め一人一人が受けとめることが、今求められていると思います。
外側の生活を簡素化して、自分の内側の力を開発することが必要になっています。このままではだめだという危機感を持ち、自分の本当の心の声を聞き、未来にシニアとして生きる自分たちの為に、未来の若者の為に自分にしかできない事を実行してほしいと思います。
人間は素晴らしい可能性を秘めている事を信じて、自分の意志の力を発揮し、内なる自然の力を開発しましょう。そのことを通して外側の自然、私たち人間を生み出した地球の自然の力と呼応し、つながり、真の人間の生き方を探求できると考えています。
いい事はあきらめないが肝心。心の深い喜びは自らの中からオキシトシン(体の回復力を高めるホルモン)を分泌しより健康になります。薬に頼らず、自分の中に眠る力を発揮して健康を維持し、社会に貢献できる心と体づくりにチャレンジしましょう。
未来は創造されるのを待っているからこそ、今の自分の心を客観的に見て、常にポシティブな心を維持して、毎日を丁寧に生きてほしいと思います。心から多くの若者の真の活躍を祈っています。