株式会社マルスコンサルティング 代表取締役CEO

片桐翔吾

Shogo Katagiri

最高のクオリティで、最高のパートナーへ

片桐翔吾

略歴

2008年、新卒で株式会社インテリジェンスに入社し、企業のリクルーティングに関わる様々なソリューションセールス(人材紹介・求人広告・ジョブフェア等)を担当。その後、人材紹介における製造業領域の法人側専任のコンサルタントと業務に従事。
2013年8月より、株式会社PTPにて、様々な業界に向けての自社プロダクトのセールスを担当。
2015年6月より、JACリクルートメントへ入社し、再度エージェント業務に従事。コンサルティングファーム、日系IT領域にてコンサルタント、エンジニア、プリセールス、セールス、マーケティング等の職種をメインに担当。
特にスタートアップフェーズから、第2成長フェーズのベンチャー企業を多く担当し、若年層の採用~シニア・エグゼクティブ層の採用までを幅広くサポート。
2020年12月よりMars Consultingを立ち上げ、代表取締役CEO兼コンサルタントを行う。

現在の仕事についた経緯

学生時代の就職活動においては、いつかは自分自身で起業をしたいと思っていたので、経営の重要な4資源の中で「人」に携わることが出来るintelligenceへ入社しました。
その後、ベンチャー企業の実態を学ぶために、一度ベンチャー企業へ転職し、再度人材業界に戻りましたが、人材業界で転職エージェントを行う中で、成長を望む企業とチャレンジを望む個人の方に機会を提供できる仕事に大きな意義を感じており、自分自身の天職だと感じています。
一方で経験を重ねる中で、人材業界の大きな問題である「売上増加を目的としたサービスクオリティの低下」や「細分化された仕事の結果、キャリアコンサルタント自身のキャリアの将来性への疑問や悩み」、「結果として起きる職業観の低下」などに大きな問題意識を感じるようになり、自らでそれらの課題を解決すべく株式会社マルスコンサルティングを立ち上げました。

仕事へのこだわり

新卒で入社した時から上司に恵まれた事もあり、徹底した「顧客志向」の体現が、私の根本的な行動原理となっています。私の新卒入社の年は、リーマンショックが直撃する年であったので、業務としては新規開拓などの泥臭い仕事から全てを経験することが出来ました。しばらくして景況感も良くなり、再度人材業界に戻る際には、起業に向けて一連の業務を全て経験できる事を重視し、個人・法人を一気通貫で担当できるJAC Recruitmentに入社をしました。これまでは役割が分業化された仕組みの人材紹介を行ってきたため、始めは勝手が違い上手くいかない事もありましたが、ひとつずつ壁を乗り越える事で、年間最優秀コンサルタントの実績を出すことも出来ました。

私の仕事であるキャリアコンサルタントという仕事は、自分自身がお客様とどう関わっていくかで、中身が全く異なるものになります。企業であれば社長や役員の方と直接接点を持って人的資源の側面から経営を支援する醍醐味がありますし、個人(転職者)の方であれば、大半の方が管理職層以上や役員の方になるため、その方の経験を聞く事で、自分自身のビジネスマンとしての成長にもつながります。

また、現在の日本の抱える少子高齢化や終身雇用制度の崩壊などの課題は、私達人材業界に関わる人間の大きなミッションですが、雇用機会の新たな創出や流動化は当たり前のように起きるので、そうした際に最適なパートナー、コンサルタントになれるかどうかという点は、企業としても個人としても実力が試される時であり、マルスコンサルティングはそこでこそ選ばれるエージェンシーになっていたいと考えています。
少し古い議論ですが、こういった事が実現できれば、私達の仕事がAIやデジタル化に飲み込まれ、価値を失う事も無いと思っていますし、この価値を世の中に出来る限り大きく提供していくという事が、私のミッションだと思っています。

若者へのメッセージ

キャリアオーナーシップという言葉がありますが、結局は自分のキャリアに責任を持つのは自分です。どの企業に入社すればという事や、どういう仕事内容であればという事も大事ですが、そういった考え方は、キャリアオーナーシップを誰かに預ける考え方とも言えます。

これからの若い方々にお伝えできる事があるとすれば、自発的に意思決定をし、そこに自分自身責任を持つという覚悟でキャリアを選択してほしいという事です。そういう人は仕事の内容も自発的になっていくので、得られる経験は凝縮されたものになりますし、やはり自立をしたビジネスパーソンになっていくと同時に、仕事に充実感を感じている事が多いです。人生の中で仕事に費やす時間というのは、約8万~10万時間と言われていますが、これだけの時間を投資するのであれば、当然その中身も充実した状態である方がいいですよね。そしてそれを決めるのは環境では無く、自分自身だと思います。

また、仕事への取り組み方や姿勢は、いずれどこかで必ず自分自身に返ってきます。人のためになる仕事をした方が良いという事ではありませんが、仕事は一人で出来るものではないので、結果的に必ず周囲の人と関わることになります。この時の自分自身の在り方が、ベテランになってくると財産になることが多いので、目の前の仕事にはとにかく一生懸命取り組んで欲しいと思いますし、仮にそういう仕事を出来ていないのであれば、それが自分自身を見つめなおす瞬間だと思います。