株式会社Banksy 代表取締役社長

菅野 充

Mitsuru Kanno

考える、それは人に会うこと

菅野 充

略歴

バンタンデザイン研究所卒業後、1年間ロンドンに留学。帰国後アパレル繊維卸業社に就職。1年半後に退職し、様々なビジネスにチャレンジする。35歳の時にやっと自分に向いている職業に出会い、その後法人化。
「社会課題をエンターテイメントで解決する」をテーマに様々な事業を展開中。現在3社のCEOを兼任。

現在の仕事についた経緯

自分にはどんな才能があるのか?を探し続けて35歳までニートのような生活を送っていました。
エネルギーは有り余っていたので様々なジャンルのビジネスにチャレンジするものの、しっくりくる仕事に出会えず苦しんでいました。
「世の中がこうなったら良いのにな」と考えていた少年時代の思いをそのまま形にしてみようと、35歳の時に企画プロデュースの事業をスタート。事業を展開しているうちに"もしかしたら自分に向いている仕事に出会ったかもしれない"という実感が湧き、そこからフルスロットルで走り始めました。
現在は沢山の支援者、スタッフ、パートナーと共に事業拡大にチャレンジしています。

仕事へのこだわり

仕事への拘りは3つあります。

1つ目は、常に新しい事業を立ち上げる事。
性格的に飽き性なのと、同じ仕事をしていると刺激がなくなってしまうので、常に新規事業を創出するようにしています。

2つ目は、できるようになった仕事は手放す事。
やっとの思いで実現できた仕事でも、慣れてくると退屈に感じてきます。やり方もわかっていれば、やった結果どうなるかもわかっている。それをわざわざまたやる事はクリエイティブではないと思います。であれば、できるだけ早くその現場から離れるようにしたいと考えています。

3つ目はリスクを取る事。
リスクがない仕事は責任がない仕事です。他の誰かが責任を背負っている、そういう現場では自分の成長には繋がりません。自分にリスクや責任があるポジションで仕事をするように心がけてます。

いろいろ言いましたが、まとめると「自分で創造する」「自分がリスクをとる」「実現できたら手放す」これを繰り返す。この3つの拘りを持って"社会課題をエンターテイメントで解決する"という創業理念を実現するために頑張っています。

若者へのメッセージ

まだまだ偉そうな事を言えるような立場ではありませんが、一つだけ自分の経験談を。

人は誰もが自分にしかない才能を持っていると思います。でも、それが何なのかわかりません。見つからないまま人生を終える人がほとんどです。僕は自分に向いている仕事に出会うまで35年かかりました。
それまで、仕事も遊びも様々なジャンルに手を出してみました。映像、小説、サッカー、バンド、イベント、サーフィン、DJ、華道、通販、デザインなどなど他にも沢山。
なかなか向いてる事に出会えず、もがいていました。

35歳の時に企画プロデュースの仕事を始めてみました。これだ!と実感しワクワクしました。ワクワクしながら続けていたら自然と起業する流れになりました。今もその延長線上にいます。本当に自分に向いている事に出会うと自然と結果に繋がります。苦労はあってもストレスはありません。
ぜひ、自分の才能に出会うまで探すことをやめないで下さい。いつか必ず本当の自分に出会う日が来ると思います。頑張って下さい!