アロウズ設計 鎌田一級建築士事務所 代表

鎌田伸吾

Shingo Kamada

七転び八起き/道は自分で切り開く

鎌田伸吾

略歴

F1で有名な三重県鈴鹿市で生まれ育ちました。
鈴鹿市は山も川も海もある地域で、その中でも海の近くのまちで育ちました。小さい頃は、テトラポットの上を走りまわっていました。
大学に進学して建築学科で学んだ後、建築設計事務所に勤め、ハウスメーカー、建築工事会社での勤務を経て、アロウズ設計鎌田一級建築士事務所を設立して、現在の仕事に至ります。

現在の仕事についた経緯

高校生の頃、図形が何となく好きだと感じて、建築学科に興味をもって進学し、建築の道へ進み始めました。親や祖父母がいうには、小さい頃から何かをつくることは好きだったようです。建築を学んでいくうちに、建築に興味をもって、この道に進み続けることに決めました。奥が深く、とても労力がいる仕事で、自分の時間をとても多く使って勉強して資格をとり実務を積む必要性に気付いた時は、自分が一人前になれるのか等の焦りや心配から、20代の頃は落ち込むこともありました。
会社員時代に、経営者の先輩方とお話することが増えるにつれて、自分も独立開業しようという気持ちが強くなりました。
独立後の現在は、建築設計会社、建築工事会社の両輪で、建物の新築やリフォーム、建築物の調査等、建築に関する仕事をしています。

仕事へのこだわり

建築には、建築基準法、消防法、建築士法、都市計画法は当然ながら、他にも多くの法律規制が関係してきます。そのため、法律、材料、製品、設備、構造、歴史、環境、断熱、エコ、耐震など多くの知識や技術の研鑽が必要で、設計力も磨きあげるべきと考えて、特に若い頃は知識と技術の吸収を重要視しました。
学生とは違い、効率や利益を考えて、仕事や経営をする必要もあるとは思いますが、利益や効率だけを優先すると、良いものはつくれないし、自分やお客様を満足させられるものはつくれないと思っています。
多くの経営者と接することで経営を考えることが増えてきましたが、良いモノを提案してつくる、という気持ちを忘れないように心がけています。
仕事が手慣れてきたり、忙しい日々を過ごしていても、学生時代や若い頃に描いた夢や理想の絵を忘れないようにしたいと思っています。
経営上は効率性を取り入れる部分も大切だと思うようになってきましたが、いかに手を抜くかではなく、いかに良いモノをつくるかを優先した姿勢で仕事に取り組んでいきたいと考えています。
その結果、お客様が望む要望を満たして、要望以上のモノを提案しようと考えています。
お客様にも個性があり、土地にも個性があるので、お客様と土地にあった個性の建物を提案できる一級建築士として活動し続けたいと思っています。

若者へのメッセージ

会社員時代に、どの仕事にも真剣に取り組んだことで、実力が積み重なり、周囲への信頼が得られていたようです。自分では気付いてなかったのですが、独立開業して、しばらく経つと、徐々に気付き始めました。自分自身で気づける程の結果は、かなり遅れて付いてくるのだと思います。
まわりのポジティブな人脈を大切にして、自分自身の努力を信じ続けることで、多くの可能性の光が見えてくるはずです。