司法書士平野克典事務所 代表司法書士

平野克典

Katsunori Hirano

仕事を遊びにする

平野克典

略歴

早稲田大学政治経済学部卒業。 米国ミズーリ大学留学。
トヨタ自動車株式会社、埼玉県庁を経て、司法書士になる。
県庁在職中、独立行政法人日本貿易振興機構(ジェトロ)に出向して、海外企業誘致に従事。
2018年に、司法書士平野克典事務所を開業。
相続と生前対策をわかりやすく説明した「相続のお守り」を著作出版(2021年)。
「海外投資家に日本の不動産を売る方法」を監修出版(2016年)。

現在の仕事についた経緯

大学時代に東南アジアをバックパッカーとして旅したり、米国に留学していたので、海外に行ける仕事が良いなと思い、新卒で大手自動車メーカーに入社しました。
しかし、多くの友人たちと青春時代を過ごした東京に戻りたくなり、就職氷河期だったので、公務員試験を受けて埼玉県庁に入庁しました。
そこで、課された業務を着実にこなす日々に、今度は自問自答するようになりました。
周りの友人たちが起業したり、外資系企業の役職に就いたり、社会で活躍する姿に大きな刺激を受け、「どうせ一度しかない人生なら、好きなことをして生きよう」と決めました。
「法律の仕事なら、多くの人の役に立てるし、自分で独立起業もできる」と思い、30代半ばで県庁を辞めました。
3年ほど籠って勉強して司法書士になり、2018年に司法書士事務所を開業しました。

仕事へのこだわり

「とにかく愚直に、でも効率的にやる」
社会人になって、まず覚えたのは、パソコンスキル。次に、組織の内外で、仕事を進める調整能力。
自分はコミュニケーション能力はある方だと思っていましたが、それよりも、まず基本的な仕事のコツを身に付けることから始まりました。
素直に人から学び、黙々とやってみてから、初めて自分なりの仕事の工夫ができるようになります。

「自分の頭で考えて、常に改善する」
先輩や上司から、謙虚に仕事のやり方を教わるのは、すごく大事なことです。
でも、ただ言われたことをやっていたら、何の成長もありません。
基本がこなせるようになったら、すぐ改善。
仕事は一度決まってしまうと、状況が変わって必要がなくなっても、惰性で続けられることが多いため、変化に柔軟に対応し、常に仕事と自分を改善する意識を持つことが必要です。

「多くの人のために役立つ」
自分のためではなく、人のためなら、もっと仕事は充実します。
自分が本当にやりたい仕事は、何なのか。
永遠の命題だと思いますが、多くの人のために役立ちたいという気持ちがあれば、自分の仕事力を磨かざるを得ませんし、広い視野で世の中を見れるようになります。
そのとき、本当にやりたい仕事を選び取る準備ができているはずです。

若者へのメッセージ

自分は中学に入って勉強のやる気を失ってしまい、中高時代はずっと劣等生でした。
やりたい夢もないし、勉強する意味もわからない。
本気でやったらどれだけ自分は出来るのかを知るため、浪人中に猛勉強したら、第一志望の大学に合格。
周りの評価が一変し、世の中の評価なんて、本当にいいかげんなものだと感じました。
ただ、「努力したら、人生の選択肢が広がる」ことはわかりました。
そこからは、「人から無理と言われても、バカにされても良いから、自分が興味を持ったことに積極的に取り組む」ようになりました。
そうすると、自分が大きく成長しますし、良い人間関係にも恵まれます。
若いときは、友人たちと一緒にたくさん遊び、楽しいプライベートの時期を過ごしました。
もっとカッコよくなりたい、女性にモテたい、仕事ができてすごいと言われたい、そんな不純な動機で、ずっと仕事もがんばっていました。
でも、仕事を一通りこなせるようになると、仕事に充実感を感じられない自分に気づきました。
「仕事は、いつでも、柔軟に選び取れば良い」と思います。
自分は30代半ばで無職になった後、独立起業し、著書も出版しましたが、「人生に遅すぎるということはない」と感じています。
司法書士の仕事だけでなく、これから、世の中に役立つ会社を作りたいと考えています。
あなたが本当にやりたい仕事に出会いたいなら、大きな転機を決して逃さないよう、「弛まぬ努力で自らの仕事力を磨き続ける」ことを忘れないでください。