株式会社FinCube代表取締役

長谷部真奈見

Manami Hasebe

ケ・セラ・セラ

長谷部真奈見

略歴

慶應義塾大学法学部法律学科卒業後、 JPモルガン証券に入社。
投資銀行部門にて、M&A(企業の合併・買収)のアドバイザリー業務に携わる。
ニューヨーク本社にて勤務中、2001年「9.11世界同時多発テロ事件」に遭遇したことを機に、テレビ局へ転職。
報道番組の記者兼キャスターを務め、現在はフリーアナウンサー(JOYSTAFF所属)として活動を続けている。
2011年 株式会社Studio7設立。 
2017年 株式会社FinCube 代表取締役就任

現在の仕事についた経緯

きっかけとなったのは、ダウン症候群のある長女の誕生でした。当時、20代での出産でしたのでダウン症のある子を出産する確率は約1000分の1とも言われています。

知的・身体的に発達に遅れがあり、からだ全体が低緊張で生まれてきた娘を前に、この先どうしたら良いのか、療育や教育など娘にとってベストな環境を整えてあげるために、自分に何ができるだろうか、どのくらいお金があったら良いだろうかと、本気で向き合うことになりました。

まず、海外でリハビリやセラピーとして取り入れられていたヨガを学び、ヨガスタジオを立ち上げました。絵本を出版したり、ヨガイベントに出演したり、以来、娘と同じように体の弱い方やご高齢の方、マタニティ向けや親子ヨガまで幅広い方にヨガを広める活動を続けています。

そして、生活の基盤となるお金についても、娘のために家族で考え、取り組んできたことを、ファイナンシャルプランナーとして経済キャスターとして、多くの方にできるだけ分かりやすく、届けたい、伝えたいという想いで会社を経営しています。

仕事へのこだわり

どんな場面においても「諦めない」、「ポジティブ」に、「笑顔」と「挑戦する勇気」、そして「和」を大切にしています。

常に自分にしかできないことを通して、社会へ還元できる自分であり続けたいと思っています。

FinCubeでは、金融を通して、持続可能な誰もが輝ける「共生社会」の実現を目指しています。そして、売上げの一部をNPO法人の活動支援など社会貢献に提供しています。

1.“お金のことは難しい”というイメージを変えたい
2.一流の家計コンサルティングをすべての家庭にお届けしたい
3.今するべきことがある、今しか出来ないことがあることを伝えたい
4.大切な人への想いや愛を見える化し、未来に向けて形に残したい

こうした想いを、当初から今も大切にしています。

若者へのメッセージ

どんなに追い続けてきた夢や、思い描いていた人生があっても、実際にはその通りには行かないことも多いものですよね。

私自身、1000分の1という確率において娘を授かった時も、憧れの世界に飛び込んだ矢先の「同時多発テロ事件」遭遇も、決してそれは私が望んで描いていたような人生のシナリオにはありませんでしたが、今となっては貴重な転機となりました。

たとえ、夢から遠ざかってしまったように見えても、一旦お休みせざるを得なくなってしまっても、それらは「ブランク」ではなく、全て貴重な「経験と学び」であったと、今では確かに言えます。

どんな時も、諦めず、ポジティブに、笑顔と、挑戦する勇気を持ち続けていれば、すぐには成果に表れなくても、のちに全てが繋がっていくものなのだと実感しています。

休職や転職、出産、育児、介護など様々な場面において、それらを貴重な経験として受け入れ、全てを糧にしていけるような人生が豊かだなと今では思います。

ぜひ沢山のチャレンジをしてみてください。