株式会社あいち補聴器センター代表取締役CEO

天野 慎介

Shinnosuke Amano

すべては「聞こえ」のために!!

天野 慎介

略歴

1982年生まれ。代表を務める愛知県岡崎市の認定補聴器専門店「あいち補聴器センター」で、2010年よりデコ補聴器サービスを展開。難聴者を含めた地域社会の発展のため、岡崎のまちづくりにも積極的に参加。まちづくりを担う第三セクター企業の役員として、岡崎発祥の商店街活性化事業(まちゼミ)に携わるほか、岡崎青年会議所などにも所属している。
・まちづくり岡崎役員 ・一般社団法人岡崎青年会議所所属 ・岡崎まちゼミの会 世話人 ・おかざき商人塾 アドバイザー
・スマイル補聴器の会 代表 2012年岡崎市まちシゴト 敢闘賞受賞 2012年岡崎ビジネス大賞 地域活性化推奨賞受賞
2013年シーメンスビジネスコンテスト 大賞受賞 2014年地域若者チャレンジ大賞 総合グランプリ受賞(全国優勝)
2015年新世紀岡崎チャレンジ100採択「岡崎字幕映画祭」
2016年補聴器フィッテング事例検討会発表「軽中度難聴児へのRIC補聴器装用事例」 2017年消防団操法大会メダル受賞(最優秀指揮者)
2019年JCI JAPAN TOYP 2019(旧人間力大賞)衆議院議長奨励賞受賞

現在の仕事についた経緯

私は2代目になります。父が補聴器専門店を営んでおり大学卒業後、ゴルフの練習場に勤務していた時、父より将来はお店を継いでほしいと誘いをうけあいち補聴器センターに入社しました。その時に、超高齢化社会になる日本でこれから補聴器の市場は伸びるぞ!なに不自由なく生きれるぞ!と言われましたが、実際に入社したら運営、売上面では、親子の葛藤、リーマンショック、大手メガネ屋さんの台頭など困難ばかりでした(笑)。

仕事へのこだわり

23歳で補聴器業界に入り10年以上携わっていますが最初は、聞こえのために!と強く思い仕事はしていなかったです。少し頑張ってある程度の収入があればいいなくらいしか考えてなかったです。しかし、一人の女の子との出会いが補聴器屋さんは、補聴器を販売することだけではないと気づかせてくれました。最初は、補聴器が嫌いな女の子がどうしたら笑顔で補聴器を使ってもらえるか考えて、デコ補聴器など何ができるか一生懸命でした。女の子の困りごと、補聴器が恥ずかしい、つけたくないはみんなの困りごとでした。さらに聞こえに関する様々な困りごとを感じることができるようになり、聞こえに対して自分の立場で何ができるか考えて行動し続けました。それが現在の「聞こえの応援団活動」に繋がっております。具体的には、補聴器イメージ変え、ネイルのようにデコレーションする「デコ補聴器」や日本語字幕のある邦画上映を通した「映画のバリアフリー」、音楽を楽しむことで難聴児と健聴児の垣根を取り払うイベント開催など。難聴者の「あったらいいな」を実現する一方、難聴障害と難聴者にとって視線を気にしがちな補聴器に対する地域社会のイメージと意識の変化を図っています。

若者へのメッセージ

仕事を通じて人にはそれぞれ役割があると思います。どんな仕事にも社会的課題があります。今後、ご自身が就かれる仕事にも言えます。人生の3分の1の時間を使うのであれば仕事を通じて人のために、より良い社会のために繋がればとても素晴らしいことだと思います。私は、聞こえを改善することが社会を変えていくことに繋がっています。社会が変われば、世界が変わる!聞こえをより良くし、世界もより良く変えていくために、これからも声を上げ続け、活動を続けていきます。若者の皆さんも世界を変える!社会をより良くするという熱い気概を持ち、世の中がより良く変化するまでチャレンジし続けてほしいと思っております。