車の解体工場 株式会社ギヤ 代表取締役

上村正則

Masanori Kamimura

信念とは、人が言う今の心

上村正則

現在の仕事についた経緯

幼少期から物を弄る事が好きで、小学生は自転車、中学生はバイク、高校生は車と機械整備に興味と憧れがありました。高校卒業後は陸上自衛隊の整備専門部隊に入隊し、8年間自衛隊車両や戦車や特殊車両も整備しました。
企業の中でチャレンジしたいと思い、自衛隊を除隊して県内大手の自動車解体業に新入社員として入社し、約20年勤務した後、取締役1期で退職しました。人生の最終章として44歳で起業し、「車の解体工場 株式会社ギヤ」を立ち上げ6年経過しました。人生解体道で生き抜くつもりです。

仕事へのこだわり

日本の資源は地上資源と言われ、リサイクルする事で新たな物が生まれます。自動車の解体は誰でもできる訳ではありません。経験や知識、それと取引先で運用が決まります。また県の解体業の許可を取得しなければなりません。
車のリサイクルは優秀です。55%が鉄・非鉄の再資源、28%が海外・国内の中古部品の再利用、16%がゴミを熱資源として再利用、残り1%が国内で埋立られています。残り1%は凄い数字ですが、重さにすると年間約2万トンが国内で埋立てられています。
私はこの残り1%を更に少なくするため、リサイクルとアップサイクルの2本の柱で運用しています。リサイクルは鉄・非鉄やその他の希少価値に取り組み、地上資源を絶やさない事です。アップサイクルはゴミを減らし新たな価値を生み出す事です。私の経験と知識でその想いを形にしています。

若者へのメッセージ

今の時代は何が起こるかわからない時代です。当たり前のことが当たり前ではなくなっています。
先ずは自分の得意な事や好きな事で働く職場を考えて下さい。資格や免許も大切だと思いますが、好きな仕事でなければ辛くなった時に負けてしまいます。好きだから楽しい!これが長く真面目に頑張れる秘訣だと思います。
迷わず好きな事を続けましょう。