株式会社フィールドフォース 代表取締役社長

吉村尚記

Naoki Yoshimura

巧遅拙速に如かず(出来は良いけれど完成に時間がかかるものは、多少拙くても迅速に出来上がるものには及ばない)

吉村尚記

略歴

1975年生まれ、東京都出身。 
小学生から高校卒業まで野球に明け暮れ、大学では中国語習得のため、中国へ語学留学。
その後、天津師範大学の本科生になり、課程修了後、帰国。  
その後、スポーツメーカーに就職。2006年独立し、株式会社フィールドフォースを起業。      
2020年、代表取締役社長に就任。 
現在に至る。

現在の仕事についた経緯

学生時代を野球に捧げ、野球に携わる仕事をし、野球界を盛り上げたいという思いでスポーツメーカーに就職。そして2006年に独立をし株式会社フィールドフォースを創業しました。

かつて当たり前のように町にあった「空き地」は、現代社会では皆無に近く、公園も「野球禁止」を掲げるところばかり。放課後、子供たちが自然に集まって野球に興じるという、当たり前であった牧歌的風景を目にすることは、今ではほとんどなくなっています。
大きく言うならば、これは野球の普及や発展にとって、危機的な状況といえるでしょう。

そして、その状況はこの十数年の間も、変わらないどころか、さらに悪化しているとさえ言えます。
そうした中で野球を始め、練習に取り組む子供たちのために、場所がなくても、パートナーがいなくても練習できる用具、用品を創りだし、届け続けることで、野球の練習環境を変えていきたい、という一念で、フィールドフォースは商品の開発と販売を続けてきました。
かつて我々が野球を始めた、“町の空き地”を目指した「ボールパーク」の事業展開についても、思いは同じです。

仕事へのこだわり

練習環境や練習相手の不足が問題になっている中で、プレイヤーが抱えている多くの問題を解決すべく『かゆいところに手が届くマニアックで変態的(独創的)な商品』を提供しています。

自身も選手として野球に取り組んできた経験、現在学童野球の監督として現場を体験しているからこそ、今何が必要なのか?どのようなものがあれば喜んでいただけるのかを第一線で肌で感じているからこそお客様に喜んでいただける製品を生み出すことができているのだと思います。

仕事でのこだわりとして社員の意見をただ単に否定はしないことです。
否定ではなく良い提案と必ずセットで意見を出すことを社員だけでなく自身が行うことで、会社、社員、チーム全員でより良いアイディアを作り出すようにしています。

社員も増え、いまでは多くのメンバーがフィールドフォースで働いてくれています。商品開発や営業はもちろん、ボールパーク事業に始まり、野球教室、さらには学習塾の講師など、入社時には考えもしなかったであろうポジションでもしっかりと働き、実績を出してくれている社員たちもまた、かけがえのない存在です。

若者へのメッセージ

人生は選択の繰り返しです。
今、目の前にあるのは、自分が選択した結果です。
自分で考えてきた脚本は、自分でいくらでも書き直しが出来ます。
だから自分から行動しないと、人生は変わらないのです。
つまり、自分から行動すれば、人生は変わるということです。
是非、自分の可能性を信じ、行動力を持って突き進んでください。