有限会社伸グループ代表取締役

柳瀬 昌弘

Masahiro Yanase

ただ心こそ大切なれ

柳瀬 昌弘

略歴

大阪工業大学短期大学部卒業。 その後、工務店に就職するが僅か1年で父親の経営する設計事務所の跡を継ぐために退社。
入社後すぐに2年間 他の設計事務所へ出向。 家庭の事情で母親と共に伸グループを立ち上げ現在に至る。

現在の仕事についた経緯

幼少期から物作りが好きな少年でした。家庭不和も経験し家族皆が仲良く住める建物を設計できる建築家になる事を、幼くして決意。
卒業後、工務店で一年その後養父の金物設計事務所に入社。
諸事情もあり一つのところに従事する事なく数年が経ちました。
そんな折、母が3度目の離婚。当時は妹弟も幼かった為、長男の私が一家を支えるしかないと現実を突き付けられました。
母と共同で現在の職場となる金物設計事務所、伸グループを設立。
金物に特化した図面を作図する度、壁にぶつかり挫折。
その都度『ただ心こそ大切なれ』と自身の座右の銘となる言葉を胸に沢山の先輩に支えて頂き、起業して15年後、代表の母が他界。母の意志を継ぎ現在に至ります。

仕事へのこだわり

こだわりというまでもありませんが私の信念の一つでもある、居ても居なくてもいい人では無く、居ないと困る人を目指してきました。
好きな言葉の一つに従藍而青と言う言葉があります。この言葉はお世話になった先輩方よりも成長していくと言う意味です。報恩感謝の想いで今の自分があるのは支えて下さった沢山の方が居るから、そのご恩を感謝と成長をした姿で報いる事で応えていこうと常に意識しております。
経験を積んでそれなりに仕事ができる様になった今でも傲慢な気持ちを一切拝していく為、言葉遣いにも人一倍気をつける様にしてきました。
何故なら言葉は人の感情を左右する力が有ります。同じ事柄を話しても言葉で納得できなければ相手の心に響きません。相手の方がどの様に捉えられるか、先づは気持ちを込めて相手の身に置き換えての言葉が大事だと思い、後輩でも子供たちに対しても同じ思いで接しております。
最後に1番心がけている事は人の前灯り灯せば我が前明らかなるが如しの精神です。
先代社長でもある母から受け継いだ精神。母は癌と向き合い10年闘病しましたがその間も地域に根付き人の為にと。母は、癌になったら癌で苦しんでいる人に心から同苦ができる。癌の人の為にも私は強く最後まで諦めないと。人の為と置き換えること、人に寄り添う事で自身の道も明るくなる事を、身をもって教えて貰いました。それからは自分が我先に!では無く相手の人に寄り添う気持ちを持つ事で自分の未来も明るくなると確信を抱きこの精神に重きを置いて地域に社会に未来にと勤んで参りました。
この想いは様々な業種で通用する基礎だと考えており、この事を怠らずに他業種に渡り精進して参りたいと思います。

若者へのメッセージ

私の様な者が助言など恐縮ですが3点程お話し致します。
1つ目は苦手な人程、自身の成長の糧になると言う事です。
社会に出ると人間関係が重要です。現代社会では承認欲求の高い方が見受けられ、反対意見が出ると気分を害する方がいます。苦手意識は様々な要因となりえます。勇気を出して苦手な人の考えに耳を傾けてみて下さい。視野も広がり勉強になると思います。
2つ目は赤ちゃんを見習う事です。赤ちゃんは先生だと思います。泣く時も一生懸命、転んでも立とう。と失敗を恐れず成功するまで直向きに頑張ります。
大人になるにつれ経験が邪魔になり出来ていた事が出来なくなります。
勝つことよりも負けない気持ちで。赤ちゃん頑張ってますから!
3つ目は人の前灯り灯せば我が前明らかなるが如しの精神です。
利益は生活に必要だと思います。ですが利益ばかりを追いかけて人を騙したり陥れたりする世の中では平和は訪れません。
共にこの世に生を受けた人です。困っている人がいたら寄り添って下さい。ご自身の将来も自然と明るく道開ける事に。と切に願っております。
最後まで閲覧して頂き誠にありがとうございました。又この様な機会を頂きスタッフの皆様に感謝申し上げます。