株式会社魚宗フーズ代表取締役社長

山本雅史

Masashi Yamamoto

それ学は通の為に非ざるなり。 窮して困(くる)しまず、憂えて意(こころ)衰えざる為なり、 禍福終始を知って惑わざるが為なり

山本雅史

現在の仕事についた経緯

元々、商社に務めておりましたが、義理の父である先代が他界したことをきっかけに今に至ります。弊社は惣菜を中心に「食」を通じて、皆さまへ夢とロマンを提供する上で“一粒尊重”の精神で、一つ一つの些細なことにも真面目に取り組み、お客様本意を貫きつつ、社員や社会に貢献することに価値があると信じて活動してまいりました。
私たちが目指すのは心の経営であり、それは私たちのロマンでもあるという想いのもと、時代のニーズに真摯に対応できる食品会社であり続けるべく、日々、改善改良に努めております。

仕事へのこだわり

仕事を生活の糧にするだけではなく、仕事を通じて人間として成長していけるよう会社全体で目標を掲げ、日々業務に取り組んでいます。弊社はFA(ファクトリーオートメーション)には担うことが出来ない、多品種少量生産を心掛けておりまして、商品単価に対し、これだけ多くの人が携わる仕事も少なくなってきているかもしれませんが、全ての惣菜に人が携わることを大事にしています。
惣菜という文字は“物に心”と書きます。文字通り人間の心が込められているからこそ、価値のあるものづくりを実現することができ、安心・安全で真心を込めた美味しいお惣菜をお客様へ提供できていると考えております。ただ従業員の人数を増やし、1日何百種類もの惣菜を作り続けるのではなくて、従業員1人1人の心の成長を感じながらも、それぞれが利他の心を持ち、この会社で働いて良かったと思える会社づくりが社会の発展にも繋がり、それがわたくしのやりがいであると感じていますね。

若者へのメッセージ

「どんな分野でも活躍できる人に」
AIやテクノロジーが急成長する世の中で、もちろん、時代の変化に合わせて最新の技術を取り入れていくことも重要ですが、それらに特化した業種を選ぶだけではなく、我々のような人の手を加えることによって価値を生み出す仕事にも目を向けてほしいと考えております。工場内で手作業を必要とする“ものづくり”や、実働を中心としたサービスにも一度は挑戦しできると今後の成長に大きく繋がると考えています。パソコンに向き合って業務に取り組むだけではなくて、人の実働が必要となる現場へ出向いて、服が汚れたり、暑かったり寒かったりと、人があまりやりたくないような仕事も経験し、そこでも活躍することができれば、この先とても重宝される人材となることでしょう。そういった経験を元に、現代の技術を組み合わせて効率化を図りながら、新たな時代を築いていってほしいですね。