株式会社ジャパン・マーケティング・サポート 代表取締役社長

内村 登紀彦

Tokihiko Uchimura

笑う門には福来る

内村 登紀彦

略歴

京都大学法学部卒業。
アサヒビール株式会社で営業の後マーケティング部に配属。新商品開発と主力ブランドの戦略立案に携わる。
後、米ザ・コカ・コーラカンパニーの日本法人、日本コカ・コーラ株式会社に移籍。ブランドマネージャーからシニアマーケティングマネージャーといったポジションを歴任。
現在は独立。株式会社ジャパン・マーケティング・サポートの代表取締役社長として中小企業のマーケティングとブランド力アップに貢献している。

現在の仕事についた経緯

企業の参謀として業績拡大に貢献する仕事をするのが夢でした。
三国志を読むのが好きで、今でも人生観や価値観の根っこにいつもこの物語と登場人物達がいます。
中でも私は諸葛亮孔明が好きで、彼の智略や気配り、そして大事なところで情にほだされる人間らしいところに惹かれていました。
戦国武将という仕事は現在ないのかも知れませんが、参謀ならあるな、と思いいずれこの仕事がしたいと頭のどこかに置いていた気がします。

また、私の師匠のアメリカ人がいるのですが、若くして急逝した彼が将来の夢は自分のスキルを生かして経営者のお役に立ったり、後進に教えたりする仕事がしたいと言っていました。尊敬していた彼の夢をトレースしているという側面もあるかも知れません。

仕事へのこだわり

・クイックレスポンス
時は金なり、と言います。自分自身がせっかちな性格のこともあり、人を待たせることにかなり負担を感じる性質を持っています。よって仕事関連の問い合わせや宿題には少しでも早く対応、反応をすることを常に自分に課しています。

・熱意は伝わる
人間は感情の動物と言います。熱意というのは定量的に測れない存在ですが、その大きさによって必ず人を動かす力を生み出すものだと信じています。淡々と冷静に仕事を進めるスタイルもあるかも知れませんが、自分自身は熱意をあえて出すスタイルで仕事をしたいと思ってきました。私を知る人たちからしたら意外と思われるかも知れませんが、これはホントですね。

・高い志を持つ
これは出世志向の話ではなく、どちらかといえば視座、視点の話ですね。以前師匠的な存在の方から言われたことで、最終的にはこれも人に伝わる、と。目の前のお金のために仕事をしている人と、世の中を思い高い志で仕事をしている人のどちらと仕事時間を共にしたいか、これは明白であろうと。仕事をしてきたシーンを振り返るとそれはその通りだと思わざるを得ません。実際、半分は自分のため、そして身の回りの人のためかも知れません。それでもどこかに大きな視座を持って世の中に貢献していきたいという思いが染み出しているような仕事人でありたいと思っています。

・量をこなす
社会人になって最初に配属された営業部門で、かなり多くの数のお得意様の担当となってかなり大変だったのですが、汗かいて量をこなしているうちに、そのスピードが普通になってなんとかなることを学びました。これ以降、大量の仕事が降ってきてもとりあえずやれると信じてやってみるスタンスで仕事をしています。

若者へのメッセージ

若い人間に偉そうに言う年長者が昔大嫌いだったので、自分はそういう人間にはなりたくないと思っており、そのスタンスでお伝えします。

・自分のキャリアパスは自分で描くこと。ここを他人に委ねない。
特に企業に所属すると、実質その会社の人事部があなたのキャリアを決める的な側面があります。そこは歯を食いしばって、自分が進みたいキャリアパスを実現するトライをしてみてください。

・会社は自分が選ぶ。
これからはより働く人が自分のキャリアステージに合わせて働く場を選ぶ時代になります。その中、自分の進みたい道を照らしてくれた会社には全力を尽くして貢献すべきだと思いますし、一方、そうでなくいつまでたっても貴方の意志を尊重しそうにない会社があれば、躊躇なく外の選択肢を選ぶべきだと思います。大丈夫です。今はSNSでも何でもありますから仲間との縁は切れません。

・見えないもののサインに耳をすます
心身の病気が出ている場合は、目に見えない存在が「そのやり方は間違っている」と伝えるメッセージであることが多いです。その場合は今のスタイルの変更かリセットをお勧めします。私は過去に3回くらいありました。どれもその後人生が好転しました。