合同会社ICS 代表社員

土田璃恩

Rion Tsuchida

艱難汝玉にす

土田璃恩

略歴

山形県立村山産業高等学校を卒業。高卒で消防士になり2年3ヶ月勤務。
その後独立し、個人事業主として営業を学ぶ。
現在は営業会社の代表と、Webマーケティング会社の運営に携わっている。

現在の仕事についた経緯

私の理念を100%体現しようと思うと、起業以外の道はなかったというのが結論になります。
消防士を辞めた当時は後ろ盾もなく、実家からも出ていたので貯金で生活費を賄っている状況でした。就職活動をしようにも実際に給料が入るまではかなりの期間が空いてしまうので、自分の力で稼いでいくことを決意しました。

その後様々なビジネスに触れていきましたが、最初に収益を大きく上げたのが営業です。結果が収益に直結するビジネスですので、お金のなかった私にはぴったりハマりました。
しかし、営業をしていく中で時には心無い言葉を浴びせられることもあります。私達は真っ当にビジネス活動をしているのにも関わらず、個人で営業をしているという事実だけで非難されるんです。そういった経験をしていく中で、今の日本人はビジネスや金融、投資に関するリテラシーが低すぎると感じ、その原因は教育にあると考えました。

今の日本の教育は“大企業に入ると安定”といった古い思考を教師から生徒に発信していたり、就職だけをゴールに設定しているとしか思えない発言も多く見られます。しかし、私はそれが正しいとは全く思えません。
そのため、弊社の理念を「就職だけがゴールになっている日本の教育を内側から変える」と掲げ、私の得意分野である営業代行と、独立のための教育をしようと思いました。

仕事へのこだわり

私のこだわりはいくつかありますが、基本的には様々な仕事をしていく中で見つけていったものが多いです。新人時代からのこだわりは一つだけですので、最初にそれを紹介させていただきます。

それは、謙虚であることです。今の私は会社を立ち上げて、今回のように上場企業様からインタビュー依頼もいただきました。一般的な21歳の方より華々しい人生を送っていそうに見えますが、未だに朝起きるのが苦手ですし、部屋を片付けるのも苦手です。友達も決して多くはありませんし、人として未熟な部分は多くあります。
私は自分が何者であるか分かっているからこそ、実家を飛び出して一人で暮らし、自分の力で生きていかなくてはならない環境に身を置くことができました。あの時、自分はどんな環境でも頑張れる人間だと過信して実家にいたら、今の私はいないでしょう。誰よりも自分に甘い人間で、誰よりもだらしない人間だと自分で分かっていたからこそ、そんな自分を抑えることができているのだと思います。

もちろんフリーランスや経営者を経験していく上で身につけてきたこだわりもございます。
それは、現状に満足しないことです。弊社の理念は「就職だけがゴールになっている日本の教育を内側から変える」です。そして理念というのは達成させることに意義があります。それは果てしなく遠いゴールですので、現状に満足していては短い人生の中で達成しえないでしょう。自分の力に見合わない大きな理念を掲げた以上は、それを達成させるために尽力します。

最後に、お金に執着しすぎないことです。これは仕事のこだわりというよりも、生き方のこだわりかもしれません。もちろん弊社は営利団体なので利益は追求していきます。しかし、求めすぎると自らの身を滅ぼすというのは周りが教えてくれました。私は今21歳で経営者の中では若い方です。必然的に私の周りには同じ世代の若い経営者が集まります。そして若くして大きなお金を手にしている社長たちが裏で汚いビジネスに手を染める姿も見てきました。現に若手の経営者で法律違反をし捕まっている人は沢山います。だからこそ、私達だけでも誰より真っ当に、誰よりクリーンに、誰よりも誇りを持って仕事をしていきたいと思っています。

若者へのメッセージ

日本では未だにビジネスに対しての偏見要素が消えることはなく、金融リテラシーも先進国の中で低い水準を示しています。他の先進国に比べ自発性や主体性のない若者が増えている世の中で、私は『就職だけがゴールになっている日本の教育を内側から変える』を理念に掲げ、若者の挑戦を応援する会社を立ち上げました。そんな世の中でこの記事を読んでくれているあなたは、自分という芯を持ち、今を生き、未来に挑戦していく人なのでしょう。

これは悲しい現実ですが、挑戦していくあなたを周囲は笑い、批判します。その挑戦が大きなものであればあるほど、周りも大きくあなたを批判するでしょう。しかし、これは仕方のないことです。挑戦と批判は表裏一体の関係です。

私は営業マンとしてビジネスをしていたときにクライアントから罵られたことがありました。もちろん一度ではありません。どれだけ注意して活動しても、営業をしているという事実だけで批判されることがあるんです。そういった経験を重ねていく上で、私はその批判と向き合い、その意見に対し自分はどう思うのかを考えるようになりました。そこで日本の教育の問題点を自分なりに導き出し、弊社の理念として掲げることを決意しました。

批判と向き合うことで、自分なりの答えが導き出せることがあるんです。正しい批判であればそれを受け止めて解決する問題点が見つかり、間違った批判であれば自分が正しいと認識できます。
だからこそ、批判を恐れず挑戦してください。変化の早いこの世界で、唯一失敗が保証されているのは挑戦しないことです。私達と共に、この競争社会を楽しみましょう。