株式会社ルナール代表取締役

鳥本裕嗣

Hiroshi Torimoto

寝具を通じて人々の健康を実現する。 たかが寝具と舐めていませんか?!

鳥本裕嗣

略歴

1955年生まれ。1977年、同志社大学工学部電気工学科卒業後、海外の生活にあこがれ渡米。
翌年、編入試験を受け大学でビジネスマネージメントを学ぶ。カルフォルニアで新たなビジネスモデルの隆盛をみて日本への上陸を実感しつつ帰国。
1981年、株式会社ルナールに入社。
弊社は当時、フランチャイズチェーンを展開していたが 時代の変化とともにビジネスモデルの転換を迫られる中、独自のものつくりと販売チャンネルの開拓を進めた。 
1995年、代表取締役に就任。さらに業容をシフトし、異業種との協業とOEM,ODM受託事業へと転換。自社の知見と技術を生かしながら寝具にこだわらず作れるものであればジャンルに関わらず挑戦している。ヘルスケア関連商品やペット関連商品まで手掛けることとなる。

現在の仕事についた経緯

父の姿を見ながら販売の現場で遊んでいた子供のころからいずれ同じ仕事に携わるだろうと考えていました。寝具に関することは何も知らず、同業他社で修行することもなく飛び込みました。今では同業界で修行をしなくて良かったと考えています。狭い寝具という業界で閉塞した思考に染まることなく新たな挑戦ができたことが幸いだったと思います。自分たち独自の価値観と理念を持ち、寝具を通して睡眠、そして人々を健康にするという大切な仕事に関われたことをうれしく思っています。
小さな会社ですが人々に寝具と健康の関わりと重要性を伝えていきたいと考えています。

仕事へのこだわり

最近は長寿高齢化が進み健康に対する関心も益々高まっています。毎日のように健康バラエティ番組が流れ、ドクターやアドバイザーが食事・睡眠・運動の大切さを訴えておられます。
確かに加齢による不具合やホルモンのバランス、仕事のストレスなども一因と考えられますがもっと身近で見逃されがち、もしくは、軽視されているのが寝具です。誰も安いせんべい布団に眠っているから体の不調があるとは言いませんが実は多くの場合、加齢とともに体が悲鳴を上げていることに気付いておらずそれを医学的、生理的な理由として挙げることが多いのです。もちろん、それも一部あるのも事実ですがただ寝るための道具としてしか寝具を考えていないのも事実です。
眠りや睡眠は健康には重要だと言いながら 食事やサプリメント、エクササイズを話題にすることはあっても寝具の重要性を挙げる方は少ないです。精々、枕の高さが高いの、低いの程度でしょうか?!20代、30代の時に使っていた同じ程度の布団だから50代でも60代でも同じでいいと思っていませんか?でも、あなたの体は筋肉が落ち、骨格を支える力が衰えているのを理解していますか?寝つきが悪い、夜中に何度も目が覚めて眠れない、朝起きると疲れ果てている、など多くの声をお聞きします。ある方は体の負担を軽減するする敷布団(決して何万円もするようなものではありませんが)に替えたら翌日から朝まで爆睡でした。ある人は一晩の寝返り回数が80回だったのに違う敷布団で眠ると40回に半減しました。深く眠る時間ができたために快適な目覚めを体験されました。
寝具がすべてではありません、しかし、体に優しい寝具を使うことができれば 多くの睡眠難民を救うことができます。また、皆さんが心配されているボケなどの発症も防げるかもしれません。それほど睡眠が健康に大きな影響を与えるということを気づいておられない方々が多いんです。それはたかが寝具がと侮っておられるのかもしれません。しかし、我々は小さな声ですが 寝具を通じて人々の健康を実現するという理念のもと機会あるごとにお話しして寝具と睡眠の大切さを啓蒙し続けていきたいと頑張っています。

若者へのメッセージ

ITによる情報の多様化など業種業際の垣根が無くなる中、より多くのチャンスが生まれています。
自分のアイデアや想いで仕事を作り出せる環境でもあります。自分で何ができるか、それを通じてどのように社会に貢献できるか、チャレンジしてください。