ヘッドコンシェルジュ株式会社 代表取締役

滝村晃平

Kohei Takimura

強いものが勝つんじゃない、勝ったものが強いんだ

滝村晃平

略歴

大学卒業後の2010年、株式会社アイルに入社し「ITビジネスデザイナー」として従事。クライアントの課題と向き合い、様々なITツールを駆使した業務改善を行う。
その後、2014年に家具・インテリア業界に転職。「MD-マーチャンダイザー」として商品企画に従事。数々のヒット商品を手掛ける。また、海外でゼロからサプライチェーンを構築するなど、バリューチェーンの川上から川下まで全てを経験。
そして、2019年にヘッドコンシェルジュ株式会社を立ち上げる。「究極睡眠に導くヘッドスパ専門店」として東京の青山に1号店をオープン。斬新なコンセプトと質の高いサービスが話題となり、多数のメディアに取り上げられる。現在も全国に店舗を拡大中。

現在の仕事についた経緯

「モノ」から「サービスや体験」に価値を見出すことが大切だと考えていた時に、「ヘッドスパ」の大きな魅力と可能性を知りました。その効果は全身エステを凌ぐものですが、世の中の多くの人はそれに気付いていません。そのため、ヘッドスパを質の高いサービスとして確立させ、その魅力と効果を一人でも多くの方に届けるべきだと思いました。
また、そのサービスを提供する側として、美容師免許が必須となります。しかし、美容師免許を所持しているものの、美容師を諦め、その国家資格を使えていない女性が非常に多くいる事を知りました。ヘッドコンシェルジュを新たな職業として確立できれば、業界の雇用問題にも風穴を開けられると信じ、会社を立ち上げました。

仕事へのこだわり

仕事をする上で最も大切にしているのは「チーム」です。
これは現場にいた時代も、経営者になった今でも変わっていません。一人一人の個性や特徴が最大限発揮される「チーム」こそが、良い仕事を生み出すと考えています。
僕自身、ヘッドコンシェルジュ一人一人に対するリスペクトの気持ちで溢れています。彼女たちの個性や能力を最大化させること、またそういった環境を作り出すことが僕の仕事です。一人一人に対してキャッチコピーを僕自身で付けているのもそういった思いからです。ヘッドコンシェルジュが100人になっても、200人なっても変わらずやり続けます。
一人一人と向き合うことが、リーダーの努めであり、良い「チーム」を作る基本だと考えます。今のヘッドコンシェルジュは皆が主体的に動き、自由にかつ建設的な意見を出し合えています。それが強さの秘訣だと思います。

若者へのメッセージ

ヘッドコンシェルジュを立ち上げた時、僕自身は経営も美容業界も店舗ビジネスも未経験でした。でも未経験だからやらないのは、自らの可能性とチャンスを潰してしまうことになります。
一緒にやっていく仲間を信じ、自分を信じ、チャレンジすれば新しい世界が広がります。一度それを体験してしまえば、「世の中やれない事は無い」と感じられるのですが、そこの壁を一歩乗り越えるかどうかが、分岐点のような気がします。
その一歩が訪れた時に迷わないように、常に準備しておくことが大切だと僕は思います。