株式会社Verne代表取締役

竹山 輝

Akira Takeyama

人間が想像したことは、必ず人間が実現できる

竹山 輝

略歴

東京工業大学大学院卒業後、三菱重工業株式会社に入社。海外プラントの設計に携わる。
2019年、会社を退職、輸出事業で個人事業主として独立。
2020年10月に貿易とものづくりの会社、株式会社Verne(ヴェルヌ)を設立。

現在の仕事についた経緯

親戚にアメリカでレストランを開業していた人がいて、その人や私と同い年の息子さんと話すうちに、自分も商売がしたくてたまらなくなりました。
海外を交えた仕事がしたいという漠然とした思いだけで、何をしようか考えていたころ、前職で中南米に2か月間派遣していただく機会がありました。
そこで現地の人との話で、日本の商品は世界で需要があると感じ、帰国後、輸出事業で独立しました。(その前に一つ別の事業を始めましたが、全く売上が立たず、すぐに撤退しました。)
元々ものづくりが好きだったこともあり、やっていくうちに自分で商品を開発したい!という気持ちが湧いてきて、今は商品の企画も行っています。

仕事へのこだわり

商品企画では、その商品で解決したい問題の本質は何なのかを常に考えるようにしています。
○○を作りたい!ではなく、○○を解決したい!を大事にしています。
例えば、現在在宅ワークの人が増えている中で、「家では仕事に集中できない」という問題に着目すると、なぜ集中できないのか、ではなく更に遡って、何のために集中する必要があるのかをまず深堀します。
仕事を早く切り上げて家族との時間を増やしたいから、難しい案件で解決に集中力を要するから、などです。
対処する課題の本質を選ぶことで、ターゲットを決めやすいですし、商品の機能も変わってきます。
また、その後の製作過程でもコンセプトがぶれにくくなります。
初めて自分で企画した商品で、お客様に「まさにこんな商品が欲しかった!」「この悩みを解消したかった!」と言ってもらえた時のことは忘れません。これからもっとこのような声を増やしていく仕事をしていきます。

また、商売人として「三方良し」の理念を大事にしています。
こちらも実例を挙げると、弊社は製造を外部の工場に委託しています。その時に工場には適正な価格で発注し、お客様には喜んでもらえる商品を提供し、自社にも利益を残して、より良い商品のための開発費や仕入れ費用に回していく、というように関わる人すべてが適正な利益を得られる仕組みを作ることを意識しています。
文章で書くと簡単に見えますが、実際は中々難しいことと実感しています。
あきらめずに、試行錯誤して実現します。

若者へのメッセージ

その人なりの色々な生き方があっていいと思います。
人間なので、好き嫌いが必ずあります。少しでも、やってみたいかも、好きかもと思ったことを、とりあえずやり切ってみると何かしら結果が出ます。
私の経験でいうと得意なことより、興味あること、好きなことの方が続けられる傾向にありますが、やり切れれば何でもいいです。やり切った結果やその時の自分の感情を基に、徐々に軌道修正を加えていきながら進んだ先に、自分の生きたい人生があると思っています。
私もまだまだ道半ばなので、この言葉を真実にするために、やりたいことに挑戦し続けます。