株式会社TM Future 代表取締役

竹内 美奈子

Minako Takeuchi

道は開ける

竹内 美奈子

略歴

大学卒業後、NECの人材開発部門にて10年間人財育成に従事、その後SE職に職種転換、プロジェクトマネージャー兼ラインマネージャーとして、システム開発の統括や組織マネジメント、新規サービスの立上げ等に従事。
2003年よりグローバルヘッドハンティング会社に転職、2007年より代表取締役副社長。
2013年「人」の能力を引き出し、組織力を向上させる「タレントマネジメント」を支援する(株)TM Futureを起業。
企業、大学、パブリック、非営利法人を問わず、人と組織の問題、リーダー育成、人財育成と組織改革のためのコンサルティングやプロジェクト支援、ダイバーシティ推進、メンタリング活動や、ガバナンス構築の文脈での経営者支援を行う。
2015年より2019年までジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ(Bリーグ)理事。
2019年より(株)滋賀銀行社外取締役。同(一社)日本車いすバスケットボール連盟理事。
2020年より(株)日本M&Aセンター社外取締役。同(公財)日本バスケットボール協会理事、2021年より(一社)日本車いすバスケットボール連盟副会長を務める。

現在の仕事についた経緯

NEC時代に10年間人事教育部門で人財育成に携わった後、SE職に転向しシステム開発の統括等に従事しました。20年勤務した大企業を飛び出すと同時に人事の世界に戻り、10年間人財サーチ会社でハイパフォーマー採用支援をしましたが、「採用」だけでは、人と組織の問題は解決しないとの問題意識を持ったことが動機になりました。経営戦略と人事戦略が分断している企業、人を育てても組織文化を変えていかないと人はその力を発揮できず埋もれてしまう、良い人事制度を導入してもそこに魂を入れないと形骸化してしまう・・そんな例をたくさん見てきました。
「人を育て、人の成長が組織の業績に繋がる」ような人財育成や人事制度改革、「人と組織の両方に適切にアプローチする」組織改革に役立ちたいと考えたのが、タレントマネジメントの会社を起業したきっかけです。

仕事へのこだわり

自分のパーパスは、「人が活き活きと働き、その力を十二分に発揮できる環境を作る」こと、究極は、目の前にある「組織をよくする」ことにあると考えています。
人には長所や短所、得意や不得意などデコボコがあり、組織も千差万別です。一方で、人と組織の問題は、どんな企業も抱えています。その問題のありかは組織によって異なります。人や組織に対する洞察力を磨き、目の前にある組織と人をとことん知り、的確な処方箋を書くことが私のミッションであり、そしてその治療にとことん寄り添いたいと思っています。そのことで、いずれ自立して(健全な)組織を運営頂ける方々に手渡していきたいと考えています。

若者へのメッセージ

「働くって楽しい」ということでしょうか。
私は「人が働くこと」に深い興味を持っていました。この人は「なぜこの仕事を選んだのだろう」、「どんなキャリアを歩んでいかれるのだろう」といったことに、学生の頃からとても興味がありました。それは、「仕事」や「キャリア」が人生そのものであり、その人のやりがいや生きがいを生み出し、自己実現を図るためのかけがえのない「場」だと考えているからだと思います。
「仕事」や「キャリア」は、人生において大きな喜びや幸せを生み出します。また、その人を成長させ、社会の中で貢献できる場を見出し、かつ夢や希望にもつながるものだと思います。流行りの言葉で言うと「ウェルビーイング」や「パーパス」になりますが、ぜひ、「仕事」や「キャリア」を通して貴方のパーパスを見つけ、ウェルビーイングを実現してほしいと思います。
そのためには、好きなことや興味のあることをみつけ「目の前のことにチャレンジしてみる」ことからスタートだと思います。やってみて、ちょっと違えばそこから軌道修正すればよい。チャレンジや経験の積み重ねの先に、道は開け、また次のチャンスやチャレンジが生まれます。そうして、社会の一員として「働くこと」で、社会に貢献でき喜びを感じられる自分の究極の「パーパス」を見つけてもらいたいと思っています。