株式会社楽農ファームたけした 代表取締役

武下浩紹

Hirotsugu Takeshita

できない理由こそ、やる理由

武下浩紹

略歴

2006年、有明高専機械工学科卒。同年に大手のメーカーに入社。5年間火力発電プラントのボイラー設計に携わる。2011年に転職、先物取引会社にて金融商品の営業を経験し、1年で退職。
実家の福岡県大川市に戻り、トマト農園に就農。3年のトマト生産を経て、地元の特産物である苺に作物転換。そこで福岡県限定生産である「あまおう」に出会う。4年間JAいちご共販部会にて修行し、独立。産直農家になる。
2017年2月にプロスピーカーとなり、全国講演活動で飛び回る。2018年はオマーンとの国交樹立45周年記念式典にてゲストスピーチ。2020年に年商一億円を達成し法人化。

著書に「最強の自社ブランド農業経営」(秀和システム)、2022年5月「「売れない」が「売れる」に変わる応援力の魔法」(コスミック出版)などがある。

現在の仕事についた経緯

トマト農家時代にひと玉一円という残酷な買い値が付いたことがきっかけです。
これを他責にした当時の自分を理解するのに10年以上かかりました。
環境や仕組みに依存しながら、感謝ではなく批判を繰り返し、勝ち負けにこだわる学び方、働き方に安住の地はなく、1000万以上の自己投資をして自分自身を改造した結果、負けない生き方、すべては自分が源なんだという考えに着地しました。
今は苺の産直事業のほか、講演活動、出版、日本への集客事業にも力を入れて、国全体が世界から選ばれる共存共栄社会を目指してメッセージし続けています。
田舎町に年商10億の農業組織を作ることを目標にしています!

仕事へのこだわり

手段がない時ほど飛び込む姿勢を大切にしています。
若いころは自己概念が低く、できない理由ばかり口にしていました。しかし仲間が困っていると放ってはおけず、一緒に戦う習性があり、そのおかげで問題解決能力が人一倍ついたんだろうと思います。
今では、オンラインで自著の「最強の自社ブランド農業経営」を用いて、日曜日の早朝5時55分から読書会を開催しています。またリアルでは、柳川大川倫理法人会にてリーダーをしながら「自己中心的利他、利他にフルスイングすることが最も自己成長を促進する!」と言い続けて、コミュニティ運営をして組織づくりを学んでいます。
苺の現場での必要な人材育成、商談力はこの本業以外の練習試合で身に着けて、本業は圧倒的な影響力で突き進むという生き方をしています。

若者へのメッセージ

手段を失った時が最も視聴率の上がっている時、人生の転機が来ている時です。
その時、できないと降参するのか、見通しを作るのか、道なき道を切り拓くのか、ファーストペンギンになれるのかが運命の分かれ道です。
誰のために、何のために、なぜ仕事をするのか、それとも生かされて今この世にいるのか、自分の容姿や才覚は誰からいただいたものなのか、この社会は誰が作ってきたのか、支えがあっての今日なのか、どれだけの命の上にこの環境があるのか、今自分が与えられた使命とは何か?など考えてみてください。

みんなそれぞれに違った命の使い方があり、存在に意味があります。
誰一人として間違いはない!と私は思います。