瑛彩知的財産事務所・商標サービスすまるか 所長弁理士・米国弁護士

竹本如洋

Yukihiro Takemoto

To keep your balance,        you must keep moving.

竹本如洋

略歴

日立製作所、Hitachi America,Ltd.の知財部にて特許の戦略構築、出願、権利化、ライセンス交渉、訴訟、標準必須特許対応まで広く経験したのち、戦略コンサル会社のボストンコンサルティンググループ(BCG)にて新規事業開発プロジェクトを多数経験。
「知財×コンサル」に特化して2018年に独立し瑛彩知的財産事務所(https://aceai.jp)を開設。
2019年にAI+RPAによる商標出願サービス「すまるか」(https://smarca.jp)をローンチ。
現在は主にスタートアップやTech系企業の知財コンサル及び知財サポート、日本及び海外企業の外国出願・日本出願サポートを行う。弁理士、米国ニューヨーク州弁護士。

現在の仕事についた経緯

日立の知財部では、特許が生まれて、権利になる最初のところから、日・米・アジアの競合とライセンス交渉を行って、実際に収益を生み出すところまで、すべて経験することができました。その後BCGでは多数の新規事業開発を経験し、事業開発の面白さを体感しました。事業戦略というものが存在しているように、企業の成長はそれをやる人とやり方によって、成功の確率が大きく変動します。知財というのはこの企業の成長を拡大することができるツールです。
自分が得たこれらの知財とコンサルの知識や経験を生かして、日々新しく生まれてくる沢山のベンチャーやスタートアップを助けることができると信じ、知財とコンサルでより社会に貢献することを考えて独立しました。

仕事へのこだわり

私が新卒で入社した日立製作所の勤務地は、昔ブラウン管テレビをつくっていた横浜の工場跡地でした。既にブラウン管テレビは役割を終え、工場の中は何もない伽藍洞の空間になっており、かつてそこで何百人もの人が働いて毎日たくさんのテレビを生産していたことを想像すると、胸が熱くなりました。
技術は進化し、人々の志向は変遷して、その時々に求められる製品やサービスは変わっていきますが、企業は、これらの変化の波をとらえ、人・モノ・金・情報という有限な経営資源を適切に配置することによって成長していきます。我々は、そこで働く者、提携先・顧客等の他企業と連携しながら働く者であり、直接的・間接的に何らかの商品やサービスを生み出し、世界を日々良くして行っているのです。
自分の仕事は世の中にインパクトを与えられているでしょうか。単に給料を稼ぐことが目的になっていないでしょうか。一日の中で起きている時間の約半分は仕事に投入しているはずです。日々目的をもって仕事に邁進し、成長する企業と共に自分たち自身も成長していけると良いですね。

若者へのメッセージ

世の中は需要と供給でできており、需要があるところに正しいタイミングで正しく供給を差し込めば、大きく成長していきます。また、求められているところにちゃんと希望の物を提供すると感謝されます。
あなたが今働いている状況は、需要のあるところに正しく供給を行っているものでしょうか?もはや終身雇用の時代ではありませんので、自分の能力を発揮できる場所を見つけ、そこで頑張ってみましょう。ちなみに努力は必要です。求められているものに答えるために、日々努力し、自分を高めて行きましょう。世界にインパクトを与え、世の中をもっと良いものに変えていきましょう。