株式会社Scientific Language 代表取締役

高岡和彦

Kazuhiko Takaoka

思い立ったが吉日

高岡和彦

略歴

大阪生まれ。長野県の信州大学を卒業後、長野県にあるエンジニアリング企業に新卒で入社するも、1年経たずに同県内の精密機器メーカに転職。そこで運良くベルギーに出向する機会を得て5年間の海外駐在を経験。
帰国後、茨城県つくば市にある翻訳・通訳・イベント運営を手掛ける会社に転職。そこで創業社長の引退に伴い翻訳・通訳の事業部を買い取り分社し、現在に至る。

仕事へのこだわり

新人時代はたいした知識も無く、また経験も無かったので、とにかく精一杯やることを心掛けていました。ある程度の社会人経験を積み、特にベルギーでの海外駐在経験から強く思ったのは、相手にとってもやりやすいように対応することがとても大切だということです。この「相手」というのは、お客さんもそうですし、同じ職場の方や仕入れ業者さんも含めて、「仕事に関わるすべての人」のことです。
先々の工程や展開を予想して段取りしたり、解釈の違いが起きないように言い方や文面を工夫したりすることで仕事がスムーズに進みますし、何よりもお互いの信頼関係が得られると思います。

あとは約束を守ること。お客様から対価をいただく、あるいは会社から報酬をもらうのですから当然なのですが、その為には自分が、あるいは会社が、チームが出来ること・出来ないことをしっかりと把握しておく必要があります。一方で、出来ないことを「出来ません」と断るだけでは将来への発展がなくなってしまいます。今の実力では達成できない仕事に直面した場合は、「100%は達成できないがここまでなら出来る」とか、「出来ると思うがこういうリスクがある」とか、10か0かという回答にならないようにしています。

若者へのメッセージ

やるべき事を全力でやる、やりたい事を周囲に伝えておく、チャンスがあれば臆せず飛び込む。この三つを実践すれば、自ずとなりたい自分に近づいてくと思っています(なれるかどうかは分かりませんが……)。
一生懸命頑張っている人を見れば応援したくなるのが人の常ですし、その時に「あっ、あいつは○○やりたいって確か言ってたな」となって、チャンスを与えてくれます。それを逃さない。もちろん上手く行かないことだってあります。でも上手く行かないからダメ、ということではありません。上手く行っても行かなくても、すべてが将来に向けての良い経験になります。