一般社団法人 スマイルウォーキング倶楽部 代表理事

髙木真理子

Mariko Takaki

何事も突き抜ける!

髙木真理子

略歴

ファッションモデルとして20歳でCOMME des GARCONのコレクションでデビュー。
その後、世界的有名デザイナー三宅一生氏に招聘されパリコレに参加。日本をはじめアジア、ヨーロッパで一流デザイナーのコレクションに出演し、モデルとしてのキャリアを確立する。
ある時、ウォーキングを教えて欲しいという依頼からウォーキング指導することをスタート。約30年間で延べ10万人以上の人たちに指導してきた実績を持ち、業界で活躍するタレントや海外に行ったモデル、コンテストで世界大会まで行った優秀な人たちも多い。
現在は、髙木真理子独自のウォーキングメソッドを確立し、キッズからシニアまで幅広く『歩く』知識と技術の両面からアプローチし、『心と身体』の『美と健康』に導くウォーキングスタイルを提唱している。
また、知的障害者とその家族に向けた『スマイルウォーキング倶楽部』の代表としても、世界のステージで活躍出来る知的障害者モデルの育成に力を入れている。さらには、ウォーキングを通して、親と子の自立支援とノーマライゼーション社会の実現を目指している。

現在の仕事についた経緯

もともとモデルをやっている24歳くらいの時から、次に何かモデルに関係ある仕事をしたいと探していたところ、ウォーキングを教えてみないかと言う声をかけてもらったことから、ウォーキング指導をスタートしました。
昔はウォーキング指導するインストラクターも数人しかいなかった時代でした。また、知的障害のある子たちに指導することも、知人の一本の電話から始まり、今に至ります。

仕事へのこだわり

モデルをやっている時からそうですが、衣装をまとって歩くモデルにはとどまりたくなかったので、例えばコーディネートがこの方がいいと思えば、デザイナーさんやクライアントさんに自分の意見としてそれを伝えるようにしていました。それが今ではウォーキング指導以外にも、時々コーディネートのお仕事にも役に立っています。
自分の視野を今の仕事をしながら少しずつ広げていくスタイルです。チャンスを無駄にしないよう、一つ仕事に行ったら、次の仕事に繋げていくのです。
また、性格とは別に、仕事に関しては何事も妥協しない。はっきり言うことは言う。また、細かな部分まできっちりやることが、相手に対しての誠意だと思いますし、特にモデル業界は人が人を選ぶ業界ですので、人間関係、信頼関係を大切にしています。

若者へのメッセージ

私は背が大きいからと、幼少の頃から仲間外れにされたことも、今では世界のどこでも一人行動出来る人間へと成長させてもらいました。語学と言えば、英語、スペイン語、全て独学で中途半端ですが、なんちゃって言葉で、意外に通じるものです。友達は行った国々で、いっぱい出来ました。
そんな、華やかな厳しいファッションの世界から、今はご縁あって知的障害のある子たちと世界のステージを目標に走っています。障害のある子たちにも、視野を広げてもらい、障害があることを武器に世界で勝負して欲しいと思っているからです。
誰もやっていないことだからとっても楽しいし、夢は広がります。未知の世界、道がないところに道をつくっていく楽しさを味わえばいいと思っています。人と比べることなく、自分が信じた道はいつか開ける!そう信じて一人でスタートしました。
今では仲間がいっぱいです。誰もがやっていないことをやる時、人にはあれこれいろんなことを言われましたが、そんなことは人の想像でしかなく、今までのデータに乗っ取った理由でしかないと思って、自分を信じることから全ては始まるのだと思っています。私には失敗と言う言葉もありません。一生追い続けるから。
これからの若い人たちにも、視野を広げて、グローバルな社会で日本を引っ張っていって欲しいと思います。
人生はあっという間ですよ!?