学校法人井之頭学園 理事長

高橋 あゆち

Ayuchi Takahashi

人生やる気と行動力で変わる

高橋 あゆち

略歴

1975年東京生まれ。大学卒業後に科目等履修生として桐蔭横浜大学法学部法律学科を受講し、仕事をしながら32歳で社会科の教員免許を取得。2007年に学校法人井之頭学園に常任理事として入職。翌2008年33歳からは理事長と同法人の運営する藤村水泳教室の会長に就任。2017年には企業主導型の保育園を武蔵野市で初めて設置。

現在の仕事についた経緯

元々姉が跡を継ぐ予定でした。私は子供時代から学校に対して「型通りで窮屈なところ」という意識があり、大学時代も好き勝手に過ごしました。その最中に姉が跡を「継がない」ことになったのです。それでも「日本の教育はつまらん」と思っていた私は企業へ就職したのですが、創立家に生まれた母が大学時代を含めて5~6年に渡り「学校で仕事をしないか」と何度も聞いてきた姿に「母の執着心に勝る私がやりたいことはない」と思ったことと、就職後に脳梗塞を患った父のサポートをしたく、会社を辞め学校に入りました。
一年目は常任理事という肩書でしたが、病気後の父の姿に心配が募り、二年目からは理事長に就任させていただきました。

仕事へのこだわり

仕事をして行く上で大事にしている考えが三つあります。因みにこれは職場やどのポストについているかは無関係なことです。
まずは自分が元気な様子でいること。笑顔も大切だと思いますが、「あの人大丈夫かな?」と周りが心配することなく、元気でポジティブな印象でいようと思っています。
二つ目は仕事への心掛けです。目の前の問題に全力で真摯に取り組むこと。目の前のことにきちんと取り組むことが、職場のため・お客様のため・自分のためになるのでは?と思います。小さなことでも思いの外大きな一歩につながったりしますから、当たり前ですが仕事には真摯に誠実に取り組みたいですし、自分がそうできているか常に自問しています。
三つ目は私が一番大事にしていることですが「思いを行動に移しているか」です。やりたい事やアイデアなどは、多くの方が一つはお持ちではないでしょうか。しかしそれをきちんと実現することは簡単ではないですよね。でもそこが自分の成長や周りをより良くする分かれ道で、「実行力」が人や物事と差が付くポイントだと感じます。周りを見て尊敬できる人は「忙しい」を言い訳に何かを滞らせたり、手を付けずに長く放置することはありません。そういう人を見るとすごいな、と単純に思います。
特に経営者になってからは、自分の様子を周りはよく見ていて、それが職場への印象や評価につながると感じることがあり、心と体の両方が健康でいなければと思わされます。また、雇用の身分や物事の大小に関わらず誠実に対応しているか。そしてやるべき事、やりたい事を実行に移しているか。それらを常に考え仕事をするようになりました。

若者へのメッセージ

他人と自分を比較したり、前例の有無を考えて仕事をすることは無意味だと思っています。核となる考えを持ちながら柔軟な発想も必要。心と体が健康であることも意識した方が良いです。気力は体力を補うけれど、バランスを崩すと私の場合は判断が鈍ると感じます。
それから、人生はどんなことでも役に立ちます!アルバイトや旅の経験から、マイナーな映画や漫画、ミュージシャンの知識まで、学校という一見堅苦しい職種の仕事でも、不意に役立つことが度々あります。自分のあれこれが仕事で役立つとは若い頃は思いませんでしたが、色々と経験を積んだことや些細な趣味であっても、実際は人との繋がりにおいて有効な場面が多くあるのです。
結局これが最初の話に戻るのですが、オリジナリティのある人生を送ることが会社員であろうと経営者になろうと、発想力や行動力に差が付き、自分や人、組織のためになることにつながります。自分の人生は自分で責任を持つものだと思うので、周りの話には耳を傾けつつ、自身のオリジナリティを大切に進んでほしいと思います。