株式会社LAKA代表取締役

立花信一

Shinichi Tachibana

自他一如

立花信一

略歴

高校卒業後、空調設備の会社に入社。「この経験を生かし、自分で会社経営をしたい」という想いが芽生える。結婚をきっかけに一念発起し、入籍の翌日に独立を決意。
2010年4月、生まれ育った川崎市にて株式会社オーソリティー空調を設立。
2020年7月、既存事業の枠にとらわれない新しいチャレンジとして、従業員の福利厚生施設を兼ねたフィットネススタジオやオーガニックカフェの運営等を展開する株式会社LAKAを設立。

現在の仕事についた経緯

空調設備会社を経営する中で、従業員が怪我で苦しんだり、大きな病気で命を失ってしまったりと悲しい想いをしてきました。その経験から「身体が資本」ということを改めて実感し、身体と心の健康づくりに携わりたいと考えるようになりました。まずは、適度な運動や栄養価の高い食事という当たり前のことを当たり前にできる環境づくり、特別なことではなく生活に寄り添った形での仕組みづくりをしたい。そんな想いでLAKAを創業いたしました。
今までの仕事は現場の1から10まで知っていましたが、LAKAの事業は自身が知らないことばかりです。専門知識のあるメンバーとチームで事業を展開していくという新しいチャレンジをしています。

仕事へのこだわり

昔から大切にしていることは、人に対しての接し方です。
例えば、何か頼みごとをするとして「やっておけよ」では人の心は動きません。丁寧な頼み方と「この人の頼みごとならやってあげよう」と思ってもらえる人間関係が大切です。
謙虚さや誠実さというのは必ず人に伝わるもの。日本語は様々な表現があって難しいからこそ、伝え方ひとつでタスクの進み方も関係性も変わってくると思っています。
従業員でも、お客様でも、パートナーの方でも、一度でもお会いするのは何かのご縁です。そのご縁を大切にすることで輪が広がっていくものですので、日頃から感謝の気持ちを忘れず、気配りを第一にしています。

また、やると決めたことを貫き通すということも実行してきました。
LAKAの創業、そして同時にすすめている自社ビルの建設も、経営塾に通っていた約4年前に決めたビジョンです。そのビジョンは必ず実現させるという強い想いをもって着実に実行し続ける、そうやって今まで成長してきました。
決めたことを貫き通すというのは、日々の仕事にも当てはまります。従業員も「今日ここまでやろう」と決めたことは必ずやり遂げる気持ちが強く、たとえ難しい案件でも知恵を絞り、互いの経験を生かしながら解決していける組織・社風になっているのはとても嬉しいですね。
すべて基本的なことではありますが、だからこそ経営者として誰よりも強く意識し、これからも実践し続けます。

若者へのメッセージ

若い世代とかなり年齢が離れてしまっていて、生きてきた時代が違うという点で自分の経験そのままお話しても活かされないかなと思うのですが、ひとつだけ伝えられるとしたら「失敗してもいいからチャレンジしよう」ということです。
この先、どんなことでもやってみたいと思ったことに真っ直ぐチャレンジしてください。失敗と聞くとマイナスに聞こえるかもしれませんが、失敗から学ぶことはたくさんあります。そして、その失敗は「若いから仕方ないね」という笑い話になります。大丈夫。
失敗が怖くて挑戦できない、無難な方を選ぶ、そんなつまらないことはありません!
20代だからこそ挑戦できること、20代だからこそ輝けること、そんなことを追い求め続けてほしいなと思います。