株式会社ERUTLUC 代表取締役

鈴木 良和

Yoshikazu Suzuki

Success is peace of mind. (成功とは心の平和である)

鈴木 良和

現在の仕事についた経緯

もともとは「子供達にバスケットを教えたい」という思いから教員を目指していました。
しかし、大学でご指導くださった恩師が素晴らしい方で、だんだんと「師のようなスポーツの指導者を増やしていきたい」と思うようになり、大学教授を目指して大学院へ進学。
在学中に「バスケットを教える家庭教師」があったら面白いんじゃないかという着想を得ました。
そして実際にやってみると、「子供達にスポーツを教えること」と「スポーツの指導者を育成する」の両方が叶うことがわかり、これは事業としてぜひ取り組みたいと考えたことが、起業のきっかけです。
社名の「ERUTLUC」は「CULTURE」という単語を逆さ読みしたものです。
CULTUREの語源は「土を耕し、人が住むことで文化が生まれる」だと聞きました。
よって、「学校や地域とはまったく関係のないところでスポーツを指導する」という新たな事業を創出した弊社にピッタリなのではないかと思い、社名として使用しました。

仕事へのこだわりと目標

バスケットボール界でジョン・ウッデンという伝説の指導者がいるのですが、同氏の指導理念や哲学には非常に影響を受けています。
特に、常に意識しているのは、“Success is peace of mind. ”です。
これは「成功とは、あなたが最高の自分になるためにベストを尽くしたと自覚し、満足することによって得られる心の平和のことだ」という意味の言葉です。
したがって、私は最高の自分であるためにベストを尽くすよう日々努め、ゆくゆくは「満足した」と思って人生を終えられるよう邁進しています。
また、共に働く人達にもそうあってもらえるように心掛けています。
そのためには、人生の限られた時間をいかに自分の大切なものに費やせるかが重要です。
弊社に在籍している社員ならば、それは「スポーツを指導すること」になるでしょう。
ひいては、日々最高の自分を目指し、自身の成長が子供達の成長にも繋がるような仕事をすること。
そうすれば、日々は充実感に溢れ、人生の最後の瞬間も満足感に包まれているのではないかと思います。

弊社は創業から10年刻みで目標を定めてきました。
最初の10年は、すでにバスケットを始めている子供達がさらに上手くなるための環境を作ることでした。
その後の10年として今まで取り組んできたのは、そもそもスポーツをやろうとも思っていなかった子供達へ、弊社の事業やサービスを普及し、「スポーツを始めてみる場所」になることでした。
そしてこれから先の10年は、さまざまな種目の方々や、「子供たちのスポーツ環境を良くしていきたい」という同じ志を持つ方々と繋がり、規模を拡大していくフェーズなのではないかと考えます。
したがって今後の目標は、1人でも多くの子供達に「スポーツを通じて最高の自分を目指せる環境」を提供しながら、スポーツが子供たちにとってゲームよりも楽しく、保護者の方々にとって学習塾に行かせるよりも教育的な意義があって、社会にとって価値ある場であること、それを子供のスポーツに関わるみんなで証明していくことです。

若者へのメッセージ

私は1度きりの人生を、「満足した」と思って終えられるように日々取り組んでいます。
では「満足感を得るにはどうするか」と煮詰めていくと、それはやはり人を助ける、人の役に立つといった他社貢献になるのではないでしょうか。
よって、職探しの際は「自分は何をできるか」「何をすればどんな人に貢献できるか」という視点をぜひ持ってみてください。
今は選択肢が多い時代なので、これからを生きる若い方々においては、迷ったり、苦しんだりということが往々にしてあるのではないかと思います。
私自身は、人生の最後を思うことで、あらゆる選択が楽になりましたし、自分の人生が良い方向へ進んでいるように感じます。
もちろん私の考えなので押しつけはしませんが、人生のラストを思って、今この瞬間に取り組むという方法をぜひ1つおすすめしたいと思います。