株式会社プラスロボ代表取締役社長

鈴木亮平

Ryohei Suzuki

世の人は我を何とも言わば言え 我なす事は我のみぞ知る

鈴木亮平

略歴

1992年生まれ。宮城県仙台市出身。 大学卒後、アイティメディアでビジネス誌の編集記者職に従事。2017年にプラスロボを創業。「介護業界の関係人口を増やす」をコンセプトに介護版スキルシェア「スケッター」を2019年8月にリリース。20代の若者中心にスケッター登録者が増えており、異業種、関心層など新しい参加者を増やしている。「紹介手数料ゼロ」のビジネスモデルで、ミスマッチも起こさない「ファン作り」による新しい人材採用手法を提唱している。

現在の仕事についた経緯

記者時代から、社会問題に関心がありました。起業するなら「便利なものを、より便利にする」事業ではなく、「最も根深い社会課題」に挑戦したいという思いから、介護福祉領域の人手不足問題をテーマにプラスロボを創業しました。最初はロボットによる解決を構想しておりましたが、介護福祉領域と自動化の相性がよくない(時間がかかる)ことから、「人」に注力するようになり、今の「スケッター」事業に行きつきました。労働人口が減少する中では、介護福祉領域こそシェアリングエコノミーの概念が必要です。自分のできることから、できる範囲で関われるようにすることで「一億総福祉人」として社会全体でカバーする仕組み作りに奔走しています。

仕事へのこだわり

スケッター事業に関わっている方は、「社会を良くしたい」という思いを持った熱い方たちばかりです。私一人では達成できない大きなミッションでも、共感者を巻き込むことで物事を前に進めることができると思っています。現に、ここまで、多くの方の協力によって少しずつスケッター構想を形にしていきました。社会問題に挑むには、「共感の渦」が必要です。「みんな」で変えていく。この感覚を常に意識しています。

若者へのメッセージ

どんなに長く生きても、たった100年の人生です。その一瞬の時間をどう使ってみたいかを本気で考えたとき、きっと「自分」ではなく「社会」に関心が向くと思います。僕がいつも思うのは、「言葉を話せる」「歩ける」「文章を書ける」というだけで、ものすごく恵まれているということです。当たり前のことでないと思います。その恵まれた環境を手にしているあなたが、それを何に還元するか、どこに還元したいか、それを自問自答することが「自分の生き方」や「生きる意味」を見つけてくれると思っています。物資的にあまりにも豊かになった現代で、まだ存在する「生きづらい人」を減らすためには、あなたの力が必要です。共に頑張りましょう!