名古屋大学医学部にて助産師・看護師・保健師資格取得後、年間3000人以上の出産のある都内病院に勤務。分娩室・手術室・NICUでの勤務を経て延べ3000人以上の出産に立ち会う。
第1子出産後、夫の転勤先オランダに帯同。見知らぬ土地で言葉や文化の壁を感じ、孤独な育児を経験。第2子出産直後に日本に帰国する。自身の助産師としての経験と、海外での出産・育児の経験から「世界のどこにいても誰もが自分の心と身体を大切にできる社会を実現したい」との思いがあり2019年に創業。2021年6月に法人化。
2020年、ICTビジネスアイディア発表会 女性起業家大賞受賞。同年、日経ソーシャルビジネスコンテストファイナリスト。

看護師の授業の中で出産のビデオをみて、赤ちゃんが自ら回転しながら生まれてくることに感嘆し、助産師という仕事に興味が湧きました。
その後は助産師として病院に勤めましたが、海外で第一子の子育てと、第二子を出産したことが会社設立の転機となりました。どこに住んでいても、どんな状況だとしても、女性自身が自らの心や身体について知る機会があり、選択し行動できるような環境を作りたい。そう思い、会社を設立いたしました。

私の仕事のこだわりは3つあります。
一つ目は自分自身の言動や行動への意識です。
目の前にいる人が自分の言葉や言動でどう感じるのか、相手目線で考えることは常に行ってきました。例えば、出産中の環境づくりをどうしたらリラックスできるのか考え、語尾や口調にも気を付けていました。

二つ目は目の前にある機会を自分なりに最大限生かすことです。
任された仕事や自分にだけ頂けるチャンスは必ず意味のあるものにしようと思っています。

最後に、できない理由は探さない事です。
失敗したらどうしよう。誰もやっていないからどうしよう。そう不安に思うことは常日頃からありますが、自分の直感や感情はどうしたいのかを見つめて、「やりたい」があるならできない理由は探さず、どうしたらできるのかを考えるようにしています。