株式会社OSHIRI 代表取締役/おしり工場長

杉浦 巌

Iwao Sugiura

ココロもお尻も上向きに

杉浦 巌

略歴

生損保業界に約20年在籍。その間、副業にてパーソナルジムを開業。その後独立し、おしり工場長を名乗る。
2022年には「株式会社OSHIRI」を設立。過去7回のクラウドファンディングを成功させるなど、本業以外での活躍も目覚ましい。

現在の仕事についた経緯

保険会社に勤める中で、「万が一に備える保険商品」という概念に共感できずにいました。
「万が一に備える」というよりも、万が一の事態が起こらないように、自分自身の健康に自己投資することの重要性を伝えていきたいと思い、私自身の趣味でもあったフィットネスを事業化しようと考えました。
また、会社内や上司からの評価にて自身の社会的価値が左右されることに違和感を覚えたというのもあります。自分自身が社会的に価値のある人間であることを証明するために、自ら起業して社会貢献を志すに至りました。

仕事へのこだわり

自分自身のみならず、周囲に貢献することにより、自身の成長が得られるようなビジネススタイルを追求してきました。
チームでプロジェクトに臨むときには、メンバー各自が自身の強みを生かした活躍ができるポジションを考え、個人でチャレンジするときには、如何にして周りを巻き込んで得られたメリットを共有できるかを、常に考えて行動しています。

また、既存の市場で、競合を抑えて結果を出すというより、未開拓の市場を見つけて、その中で第一人者となっていくことを強みとしています。
未開拓の市場で頭角を表すには、自分一人の能力では当然限りがあります。したがって、いくつかのコミュニティに所属して、価値観を共有できる仲間と共に、より大きなチャレンジに取り組んできました。クラウドファンディングの支援金額も右肩上がりで大きくなってきています。

自身の弱みを曝け出すことも、少しずつできるようになりました。
人の弱みこそ、その人自身の魅力であると考えています。弱みを隠さず、周囲の協力を得ながら事を前進させられるようになって、諸々がスムーズに運ぶようになったと感じています。これは私自身の大きな気づきとなりました。

若者へのメッセージ

私の場合、「実現の可否」というより、「実現したらちょっとおもしろいこと」に矛先を向けて自身のエネルギーを費やしてきました。世の中、想像のつくだいたいのことは実現すると信じています。

時間もお金も知識も工夫次第で如何様にも準備できるものですが、そこへ踏み切るには『決める』勇気だと思っています。『決めて』『やり切る』にはとても大きな勇気と根気が必要です。何事も、継続できなければ成功は難しいです。しかし、この「継続」が大きなハードルとなる場合が多く、頭を悩ませている方もいらっしゃるのではないでしょうか。この場合、私は「継続」できなくても「やめない」ことができれば、結果的に継続ができるのだと捉えています。
つまるところ、「諦めない」という超スタンダードな決意です。この「諦めない」ことを決めてしまいさえすれば、どんな困難に苛まれようと、少しずつでも前進することはできます。諦めなければ必ず前進します。

自分自身が、人生をかけて取り組める「実現したらちょっとおもしろそうなこと」に出会えるよう、たくさんの経験を積むことをおすすめします。そのうえで、「あきらめないこと」を決めてやり切ってみてください。
きっと、ちょっとおもしろい世界で幸せに生きられると思います。