株式会社ラクエモン 代表取締役

杉村 清

Kiyoshi Sugimura

一点突破

杉村 清

略歴

広島医療体育専門学校卒。リハビリ病院・トレーニングジムの専属トレーナーとして、リハビリ・運動療法・メンタル面の相談に乗ってまいりました。
2020年に株式会社ラクエモンを設立し、『パワーアシストウェア楽衛門』の総合プロデュースを行っています。

現在の仕事についた経緯

起業したきっかけは、自らが長年患っていた腰痛です。
私は過去に4回のヘルニア手術を受けていますが、完治に至らず、腰痛に悩む日々を何年も過ごしてきました。

ヘルニアの後遺症による“神経痛”と“身体の痺れ”に耐えながら、高齢者と障がい者への介護トレーナーとして従事していましたが、介護の仕事は想像以上に辛く、特に腰への負担が大きいことに気づかされました。介護士の多くは腰痛をこらえながら業務にあたっており、中には辛さに耐えかねて離職される方もいました。
そういう現場を自らも経験し、腰への負担を軽減できる商品を探し求め、いくつものアシストスーツを体験してきましたが、実際に効果を実感できる商品は見つかりませんでした。

そこで自らの辛い経験を基に、腰の負担を軽減できるアシストスーツを「世の中で一番興味を持っている人間が創ってやる!」という思いが高まり、その思いを実現するために行動しました。

仕事へのこだわり

介護トレーナー時代から自分が猛烈にやりたいことがあり、それと同時に「お客さんありき、世の中ありき、市場ありき」という作りたいものと他者への想像力を持てたことは大きかったと思います。

人は誰かの役に立っていると思えたときにだけ、自らの価値を実感することができます。
「他人に貢献するのは自分のため!」という思いを込めて商品開発をしてきました。

文明が行きつくと企業の最先端技術なんてどうでもいい、面白さが要求される文化の時代には、個人をさらけ出して拘りぬいた商品の方が秀逸だと思います。

「“腰痛で悩んでいる方”や“高齢化社会”の労働作業にパワーアシストウェアが絶対必要なんだ!」という絶対的な価値観を表現し、SNSやYouTubeの配信を通じて『楽衛門』の認知向上を図っています。

「これがあってよかったね」と言われるようなものをゼロから創り上げ、介護、農業、物流などの力仕事の現場、趣味(アウトドア・DIYなど)、災害ボランティアで活躍できる定番アイテムとして定着させることを目指しています。

若者へのメッセージ

すべてが掛け算で「自分がめちゃくちゃやりたいこと」、「人生をかけて成し遂げたいこと」、「世の中が何を求めているか」そのクロスする場所を探ることが、すべての仕事の本質です。

努力する人もしない人も同じ境遇を与えられる不公平な時代から、努力して結果を出せば境遇がよくなる公平な時代に変わってきているので、努力できる人には願ったり叶ったりだと思います。

環境の変化が激しい現代では、新しいことにどんどんチャレンジしないと生き残っていくのは厳しい、現状維持は衰退だ!