株式会社ラーニング・ロード 代表取締役社長

宍戸芳雄

Yoshio Shishido

笑顔は心の扉

宍戸芳雄

略歴

東京電機大学工学部機械工学科卒業。ぺんてる株式会社 中央研究所脱文具分野研究を経て、2社へ転職し、オリンパス株式会社にて内視鏡開発、製造部門試作・購買、品質保証部、人事部人材開発センターを経験し、独立。
株式会社ラーニング・ロードを設立し、代表取締役社長に就任。中小企業対象の人財開発、人事制度改革、医療機器介護機器関係企業の開発コンサルタントを担当し、新製品開発を支援中。
著書に「高齢を幸齢に」(幻冬舎)。介護支援レクリエーションツール開発&作詞者として介護支援関係の楽曲を8曲発表。自身の両親の介護支援を体験したことをテーマにオンライン講演会「介護は自ら準備して迎えれば笑顔になれる」実体験からの提言を提供中。

現在の仕事についた経緯

現職は、22歳で就職してからの多くの経験の積み重ねが関係しています。
仕事は殆どが新しいことを生み出すことが求められるものでした。途中の人事異動でも既存の延長をすることはせずに、工夫・改善・改革を念頭に置いて取り組んできました。私自身の思考のベースは、現状打破でなければ仕事ではなく、ルーチン作業であると考えています。
上司との確執・倒産も含む転職で、自分自身が納得がいく医療機器開発の仕事で積み重ねた経験を活かすことができました。現職は自社でその経験を社会へお返しする仕事に就いています。

仕事へのこだわり

新卒で選んだ会社はモノづくりの企業です。「新しいモノづくりに携わりたい!」という理由からでした。研究員として、「世の中にないものでアッと感動してもらうことを自分の人生の喜びとしたい」と考えたからです。
そのスタートは切れましたが、振り返ってみると仕事への取り組み姿勢は問題社員と思われる方でした。自己主張が強いことは良いこともありますが、協調性に欠けていたと思います。新しいことを生み出すには発想が大事ですが、時々、本来は大事にしなくてはいけないことも飛び越えてしまっていたようです。
転職では企業倒産を体験して、再就職では自分の尖った部分を意識的に直す必要があることも学べました。当時は自分ではどうしようもなかったことを思い出しますが、イチがゼロになった時に自分の本当の能力が問われることも学べました。それは何気なく過ごしてしまう自分の時間を大事にすること、将来の自分への備えが必要であることと思います。今尚拘りを持ち続けていられるのは、自分の人生で逆境を体験できたからと思います。
コロナウイルスで世界が新たな対応を迫られています!これを乗り越えることはできると思います。逆境は人間の知恵で乗り越えることが必ず可能です。それが仕事です。

若者へのメッセージ

今起きていることはあなたたちへの学びの機会でもあります。乗り越えるには必ず準備が必要です。
古い言葉ですが「守破離」が基本です。全ては何もないところから生まれています。人間の起こす改革は必ず先行しています。スーパーコンピューターで高速に解析する技術も人間が生み出したものです。スパコンは自分では成長できません。剣の達人も木刀の素振りからスタートしています。振り方が技術です。相手と言う課題があります。戦法を変えるには準備が必要です。日々考えることで乗り越えることができる自分の成長があります。
成長戦略を自分のために建てて進んでください。成長には継続が必須です。継続ができれば毎日の自分に笑顔が生まれます。幸いなことに課題も成長し困難になります。それは人間にとって、あなたたち若者にとって、用意されている学びの機会です。是非楽しく乗り越えて笑顔になってください!