株式会社麺棒 代表取締役社長

白井 彰

Akira Shirai

健康で美味しい麺づくりのために

白井 彰

略歴

昭和29年に、善通寺から多度津への旧街道沿いで創業をした白井製麺所を、昭和49年に「麺棒」と社名を変更。
「健康で美味しい麺作りに挑む」を社是とし、さぬきうどんの本場香川県で地域の人に毎日食べていただける美味しい茹でうどんを製造している。現在は中四国の大手コンビニエンスストアに向けた、調理麺(中華麺・そば・うどん)や、スナック麺(焼そば・焼うどん・生パスタ)等の製造・販売を行っている。

現在の仕事についた経緯

中国、四国地方のファミリーマートに対して調理麺を供給している会社でして、元々は両親がスーパーに対してうどんを供給する麺屋をやっていました。
会社を引き継いで欲しいということで、その他食品会社などを受けていましたが、最終的に戻って来ました。
会社の事を全く知らなかったので「やっていけるのか・・・?」という漠然とした不安はありましたが、やるしかないと思い会社を引き継ぎました。

正直、入ってから変化ばかりです。先代の体制が時代にそぐわない部分も数多くあったのでそこを変えてきました。ファミリーマートの販路は元々会長の時代からありましたが、話をして販路拡大をしたのは私の代からです。
その他、人の教育や採用、目標管理制度などの人事制度的な部分を率先して変えていきました。
会社の長になるのであれば、待遇面や福利厚生などを含め、自分がその会社に入りたいと思う会社にしたいな、と思っています。優秀な人に入社してもらえなければ、これは達成できない事なので、そのために採用や人材教育に力をいれていくことで、理想とする体制にしていきたいと考えています。

仕事へのこだわり

一番大事にしていることは、利益は感謝の証であるということを認識することです。
仮に高いお金を払ってでも、お願いしたいと思ってもらえるために、感謝していただけるような会社になれるように心掛けています。
前職を退職した25~26歳の間に経営に必要な知識を学ぶため、経済産業省がやってる中小企業大学校に10か月程通いました。そのなかで、講師の方が仰っていたこの考えにとても共感したためすぐに実践しました。

若者へのメッセージ

時代の変化が非常に大きいので、その時代の変化に対応出来るような人物になることが大切です。

「作業と仕事」
作業とは言われたことをするだけ、仕事はその作業をどうしたら効率化出来るか、成果を上げられるか考えることです。

「半人前と一人前」
上司を巻き込んで仕事をしていくのは半人前です。
一人前は部下も巻き込んでいく事です。考えを汲み取ってくれる上司だけでなく、汲み取ってはもらえない部下周りを巻き込んで仕事をしていく事が一人前です。

半人前になることも難しいと思いますが、一人前になることはもっと難しいので、この二つの大切にしている考えを覚えていてほしいです。応援しています。