株式会社八幡 代表取締役

篠田良章

Yoshiaki Shinoda

人に負けない気持ちを、常に前に出す

篠田良章

現在の仕事についた経緯

22歳で住宅関係の資材を扱う建材商社に入社し、営業職として約7年間勤務。
常務に昇進したタイミングで、「資材を売るだけでは、よい住宅は完成しない。ならば住宅を作る方に回りたい」と思い立ち、グループ内にて建築会社である株式会社八幡を設立し、今に至ります。

仕事へのこだわりと目標

住宅はお客様にとって一生に一度とも言える大きな買い物です。その点で弊社が意識しているのは、健康住宅的なアプローチも含めた、高性能な家をいかにご提供できるかということです。

具体的には、気密性や耐震性はもちろん、光熱費などのコストも抑えられ、生涯のトータルコストで安心安全且つお得な、お客様や時代のニーズを全て反映させた住宅です。そのような住宅を、いかに費用をかけず実現できるかという点も、弊社のこだわりとなっています。

今現在の実績としては、デペロッパー向けの不動産が約150棟、注文住宅が約50棟となっています。現在売上の多くを占めるデペロッパー向けの不動産を伸ばしていくのはもちろんですが、今後はより高性能注文住宅の増棟に注力していきたいと考えています。注文住宅に特化させていく理由としては、利益率なども関係しておりますが、やはり引き渡した際に、その住宅にこれから住んでいくお客様の笑顔が、間近で見られるという点において、私達の大きなやりがいに繋がる為です。

課題点としては、地域の皆様にまだまだ八幡の名前や技術力が認知されていないことが挙げられます。現在は、住宅情報誌やマッチングサイトなどを利用しながらPR活動を行っていますが、従来の手法では弊社の魅力や強みが伝わりきらず、お客様に見つけて頂けない結果となっているのです。よって、今後はSNSを含め、自社の力で集客を行える仕組みを作る必要があると考えています。既にInstgram等のデジタル運用は始めており、そちらでは住宅の特徴を細かく紹介した投稿を行い、反応のあったお客様へ完成見学会への案内をするなど、アウトバウンド型の集客方法を取り入れています。

また、一般的に工務店が4棟の住宅を受注できれば、経営が成り立つと言われているこの業界で、弊社のような規模の企業が年間約200棟の建築を行えているのは珍しく、同業他社からも弊社のPR手法や人材フローなどが注目を浴びています。ひいては、業界の盛り上がりの一旦を担えるような企業として、今後も邁進していく所存です。

若者へのメッセージ

就職するにあたっては、「こんな仕事がしたい」というビジョンが明確にある人、逆にビジョンがまだ曖昧な人と様々だと思いますが、私の肌感では後者の方が多い気がします。
時代に逆行する考え方かもしれませんが、私はやはり、能力ではなく、強いやる気や情熱を持っている人が最終的に勝ち残ると思っています。
その点で就職においては、仕事内容や会社の魅力、奮闘している社員の姿をしっかりと見て、「ここならできる」ではなく「ここで頑張りたい」と思える場を見つけることが最善だと思います。私も経営者として社員が頑張りたいと思える環境づくりを試行錯誤しながら行っていきます。