合同会社Good Communication Japan 代表取締役

島田紀子

Noriko Shimada

イメージしながら寄り添う

島田紀子

現在の仕事についた経緯

両親共に音楽が好きな家庭で育ち、小さな頃から音楽を習ったり、バンド活動をしたりしていました。
20代はシンガーソングライターとして精力的に活動していましたが、30歳のときに病気を経験したことで表舞台に立つことの限界を感じました。しかし、これから表現したいと思っている人の支援ならできるのではないかと、Good Communication Japanの設立に至りました。
現在は二つの事業を柱として展開しており、スクール事業では、音楽や話し方、リトミックなどのレッスン提供、クリエイティブ事業では、音楽や映像制作、イベント進行支援などを行っています。
幅広く手がけているように見えますが、根っこはただ一つ。「表現する人を応援したい」ということです。
というのも、私が18歳のときに友人を交通事故で亡くし、その悲しみから「一人の存在が周りに与える影響ってなんて大きいんだろう」と痛感したからです。
私達は、普段あまり気づけていませんが、個人の表現や発信には果てしない可能性があります。たった一人の存在が誰かの世界を明るくする。だから少しでも「こんなことしてみたいな」という想いがある方がいたら、全力でサポートしたいと思っています。

仕事へのこだわりと目標

こだわりは、生徒さん達の行く先をイメージしながら寄り添うことです。
表現の世界では、すぐに結果が出ないこともたくさんあります。ですから、そこは長い目で育みつつ、責任感を持ってサポートさせて頂いています。
経営者として大切にしていることは、私たちの仕事が、社会に対してどのような役割を持ち、どのように役に立っているのかを常に問いながら経営判断をすることです。
また、基本的なことではありますが、人と話す時間を惜しまないことです。
人それぞれに大切なことや価値観がありますから、理解し合う為の時間を設けることはとても重要なことだと思います。現在携わるスクール責任者やクリエイティブ責任者達とも信頼関係をしっかり構築し、大切に育てていきたいと思います。

若者へのメッセージ

音楽に限らず、表現活動で生計を立てると言うと、周りからは厳しい言葉が飛ぶと思います。
「安定性がない」「才能がない」「世の中そんなに甘くない」など。
しかし目標があるのであれば、とにかく前向きに目の前の小さなことからやってみてください。
1つやれば見えてくる景色が変わります。そしてまた次の手、次の手と進んでいくことができるのです。
今の時代は年齢も関係ありませんし、仕事のやり方も選択肢が増えています。
ぜひ「正解は自分で作っていく」と決意して、可能性を信じて進んでいってください。
若い人の発想やエネルギーを、今の社会は必要としていますから。