株式会社ゆいまーる 代表取締役社長

島袋尚美

Naomi Shimabukuro

人事を尽くして天命を待つ

島袋尚美

略歴

大学卒業後、システムエンジニアとして証券会社で働く。入社2年目で大手外資系IT企業に転職、同時にダブルワークで立ち上げの準備を開始。
28歳で独立し、2016年に株式会社ゆいまーるを設立。国際結婚を経て、現在は子育てをしながらママ社長として、システムコンサル事業やPR事業、キャリア支援など複数の事業を手掛ける。

現在の仕事についた経緯

よく聞かれるのですが、実は私は「何がしたい」という強い思いがあって立ち上げた方ではありません。
「やりたいこと」はなかったタイプです。ただし、「どうやって働くのか」「働いた先にどんなライフスタイルを送りたいのか」という働き方・生き方に興味がありました。つまり、「働く」を目的ではなく手段と捉えているタイプです。
そんな私に、お手本となる実業家との出会いが訪れたのはの社会人1年目の時です。そのことが一番の転機になりました。その後、その実業家の方のそばで事業のお手伝いをさせていただきながら学ばせていただき、独立に向けて動き出しました。

仕事へのこだわり

「成果を出すために、決めたことをやる」
その一言ですね(笑)
一見シンプルなようですが、これができないと何も前に進まない!
最近も、とある事業を任せている若手グループとミーティングしたのですが、みんなzoomミーティグではいろんなアイディアが飛び交いそれはそれは楽しいものです。
しかし、3日後、1週間後、1ヶ月後、またミーティングに顔を出すと、全く現状が変わっていない、、、!!という驚くべきことが起こっていたりするのです。
それでは売り上げは立ちません。
やり方やアイディアはもちろん大事ですが、それよりはるかに大事なのは「出たアイディアを実践すること」、もっというと「成果を出すこと」だと思っています。逆説的に言えば、成果が出ないようなやり方やアイディアは無いのに等しい、とすら思います。つまり時間の無駄。
これは、メンターである実業家の方に叩き込まれた教えです。私のメンターは、ミーティングに仮説を持ってきても「やってみてどうだったか教えて」としか言わない人でした。
そのおかげで、成果を出すために「これが必要だ」となったことはすぐに実行に移す習慣が身につきました。

若者へのメッセージ

最近では、「1つの会社で働くのが当たり前」「卒業と同時に就職するのが当たり前」という、十数年前まであった「常識」が変わりつつあると思います。
常識にとらわれず、体力・時間があるうちにどんどん挑戦していってほしいと思いますが、挑戦する際は、ぜひ以下の2つを心に留めておいてほしいです。

①「うまくいかない」「失敗する」のは当たり前
私も含めて、20-30代はまだまだ成長途中、発展途中。つまり「未熟者」です!笑
なので、最初からすべてうまくいくはずだという幻想を捨てて挑戦しましょう。
でないと、挑戦しても直ぐにつまづき、起き上がれなくなってしまいます。
もう一度言います。
私も含めて、20-30代は「未熟者」です!
失敗して当然です。

②泥臭い・やりたくないこともやる
何かを挑戦するときに、いきなり「花形」の仕事ができることを期待しないでください。
部活動でも、いきなり試合に出れましたか?そんなことはなく、ボール拾いや走り込み、基礎練などどちらかというと「きつい・泥臭い・やりたくない」ことからだったはずです。
むしろ、基礎練をやっていない新人がいきなり試合に出ても使い物にならないはずです。
「電話架電営業」「飛び込み営業」「地味な資料作成」など、最初に思い描いたかっこいい仕事だけではないこともあるかと思いますが、それを避けていてかっこいい仕事だけやりたい、は通用しないことを覚えておいてほしいと思います。