備後漬物株式会社 代表取締役社長

佐藤豊太郎

Toyotaro Sato

出来事の解釈は自由である、従って自分に力を与えてくれる解釈を選んだほうが良い

佐藤豊太郎

略歴

1969年広島県福山市生まれの52歳。1993年に芦屋大学産業教育学部を卒業し、名古屋のお漬物の株式会社丸越、福山の食品卸のセントラル食品株式会社にて修業を行い、1996年に備後漬物有限会社へ入社。
2009年常務取締役、2011年代表取締役副社長、2017年代表取締役社長に就任し、現在に至る。

現在の仕事についた経緯

小学生のころは工場の2階に住んでいたこともあり、夏休みになると漬物工場でアルバイトを行い、働く厳しさや面白さを体験すると同時に、両親の働く姿を身近に見てきて、将来家業を継ぐのだと自然に自覚するようになりました。
大学卒業後に名古屋の同業者で漬物販売を経験した後に、地元に戻り、食品問屋で修業中にキムチを作って忙しくなるので帰って来いと、父親より呼び戻され現在の会社に入社しました。

仕事へのこだわり

私たちは「食を通じて、家庭に幸せと感動をお届けする」と言う企業理念の基、お客様に安全・安心・美味しい商品をお届けすることはもちろんですが、常にスローガンとして掲げている「おいしさに、挑戦と革新を」を追求して行きたいと考えています。
今から25年前に「和風キムチ」という新たな価値(市場)を生み出しました。その当時キムチは辛くて・酸っぱくて・しっかり漬かっているのが当たり前でしたが、和風キムチは甘くて・酸味が少なく、浅漬け感覚で食べることが出来て、それまでキムチを食べることが出来なかった女性や子供が食べられるようになり、キムチ市場が一気に拡大して行くきっかけとなり、漬物市場に革新を起こしました。
今後もSDGsにも取り組みながら、新たな価値(市場)を生み出す商品を開発して行く事により、社会に貢献して行きます。

若者へのメッセージ

将来、いつまでにこうしたい、こうなりたいといった夢を持ってください。そして、その夢を叶える場所は仕事の中にあります。仕事を通して色んな事を経験することにより成長し、結果を出すことにより報酬を得る事ができ、その結果、夢が実現して行くのです。
仕事は人生を豊かにしてくれます。若い皆さんには是非何事にも積極的にチャレンジして、夢を叶え、10年後、20年後に会社を担う存在になって行ってほしいと思います。