関東国際高校演劇科卒業後、2003年劇団四季に入団。
カレッタ汐留 四季劇場海『MAMMA MIA!』、ファミリーミュージカル『嵐の中の子ども達』全国ツアーなどに出演。退団後イギリスへ渡り、ミュージカル『West Side Story』『A Chorus Line』コニー役など、ロンドンの舞台に出演、『Cats』ドイツツアーファイナリストに選ばれる。
パリ・オペラ座バレエ学校教授法ペタゴジーを取得、帰国後はバレエ教室の主宰指導者として後進の育成に注力。2016年自身の妊娠出産の経験から、子連れ向けママバレエクラスを開講。その様子はNHK Eダンスアカデミーに特集されるなど、雑誌やテレビ等で反響を呼ぶ。
2021年、自身の長年の夢であった主宰スタジオ『STUDIO Center Stage』をオープンさせた。

3歳からバレエを学び初めました。踊ること、歌うことがとにかく大好きで、運動神経抜群の活発な少女でした。14歳で単身ニューヨークへ渡り、ミュージカルに出会いました。そして、その魅力に魅了され、ミュージカルの道へと進みました。
進路は、当時日本唯一の演劇科があった関東国際高校の門を叩きました。劇団四季創設者、浅利慶太氏が創立に携わり、劇団四季のメソッドを踏襲した演劇の授業。舞台芸術界では名門と呼ばれ、卒業生は有名俳優、バレエダンサーが名を連ねます。
高校3年の夏に、ニューヨークへの進学と迷い受けた、劇団四季のオーディションに合格し、卒業後はそのまま劇団四季へ入団しました。退団後はヨーロッパへ渡り、バレエ、ミュージカルの本場で改めて基礎の大切さや、その国の土地々々の文化に触れました。
帰国後、自身の経験を軸に、未来ある子ども達の豊かな人間性を育てる事を目標に、指導者としての道を歩み始めました。

『一音落とす者は去れ！』
劇団四季では、一言一句落とさず、明瞭な発声発音、常に完璧な技術を要求され、ハイレベルなパフォーマンスを続ける日々。自分自身の都合や、体調管理を含め“自己都合”で、クオリティーを下げてはいけません。

プロとしての心意気、技術、精神力、そして哲学は劇団四季でしっかりと叩き込まれました。
一流が、一流たる所以を肌身で感じ、学ぶ事が出来た日々は生涯の財産です。

その後、海外でも舞台に立ち、そのストイックさはイギリス人に驚かれましたが、誠実に仕事と向き合う姿勢は高く評価されました。
技術、才能、その前に『人』。人間性と精神性の大切さを今でも実感しています。