ウィズアプリシエイト株式会社 代表取締役

笹原えりな

Erina Sasahara

できるかできないかではなく、やるかやらないか

笹原えりな

略歴

大学にて情報学を専攻し、卒業後イギリスへ留学。帰国してからは、カラーコンサルタントを経てシステムエンジニアとなり、企業のインフラ整備に携わる。
2019年1月に会社を設立し、中小企業向けに DX(デジタル・トランスフォーメーション)推進によるWebデザインからソーシャルデザインまで、多岐にわたって支援を行なっている。

現在の仕事についた経緯

大手通信キャリア会社にて、その「核」となる社内システムの構築と運用を長く経験しました。それらのシステム(利用者)はコミュニティ(輪)を作り、互いの連携や運用へと広がりを見せます。
昨今、SNSの普及やAIの発達など日々目まぐるしく変化する環境の中で、対面のコミュニケーションが減り、人の繋がりが薄れてきているように思います。これまでの経験を振り返ってみても、すべての基本は人の繋がりであり、その“アナログ”な人との繋がりの中でIT技術を駆使することで、新しい価値を見出すことができると確信し、これからの時代を生き抜くために「アナログ×デジタル」の事業拡大をご支援させていただいております。

仕事へのこだわり

今と昔とこだわりポイントは変化していると思います。

20代は、社会での自分の立ち位置や振る舞いなどを学びながら、与えられたことを忠実にこなすことに加え、プラス1,2を乗せて返すことを意識していたような気がします。褒められたかったのでしょうね。今思えば、早く「一人前の社会人」になりたくて焦っていたのかもしれません。

30代は、良くも悪くも多くの経験を積みました。
自分にほど近い1つ上の肩書を持っている先輩と同じ仕事をすることで、早くその立場へ行ける可能性があるわけですから、それこそ寝る間も惜しんで働きました。スキルを磨き、実践を重ね、立場が上がり、よくある上からと下からの板挟みに悩んだり、様々なハラスメントに苦しんだりしたのもこの時期です。
その中で、どう仕事をこなすか、仕事を回すか、そして、同僚や部下など他の社員の働き方や働きやすさを考えることが増え、“自分の仕事だけではなく、社内全体を見渡す必要性”を感じ全体最適を目指す働き方になりました。

そして40代は、さらにその先へ。
今度は会社の外へ目を向けて、私たちの事業を通してこれまでいただいた多くの御恩をどれだけお返しすることができるか、さらに社会貢献ができるかの視点で取り組んで参りたいと思っています。
仕事をするということは、単なる作業ではなく、そこには必ず人が存在します。私自身がその人との関わりやコミュニケーションによって成長し歩んできたように、すべての基本は人の繋がりであり、人を活かすことが次への一歩だと確信しております。

若者へのメッセージ

人は、何だってできるし何にだってなれます。
時にはうまくいかないこともありますが、諦めてしまうのではなく続けて頑張ってみてください。なかなか表には見えませんが、たいてい成功者の裏には数えきれない失敗があります。しかし、成功するまで繰り返せばそれは失敗ではなくなります。そうして成功体験を積み重ねることで、「自分を信じる力」を強くすることができます。転ばないように気を付けることも大事ですが、もっと大事なことは、転んでもすぐに立ち上がれることです。

夢を捨てずに、夢をあきらめずに、自分の可能性に挑戦してください。多くの大人が忘れてしまった素直さや無邪気さは、とても大きなエネルギーとなります。いつまでも遊び心を忘れず挑戦し続けるパワーを持ち続けて欲しいと思います。

そして、言葉の力は偉大です。会話の中の言葉もweb上の文字も、人の心を喜ばせることができ、また悲しませることもできます。もっと明るく優しい未来のために、どんなに大変な時でも温かい言葉を紡ぐことのできる大人になってくれることを期待しています。