ライフビジョンコンサルタンツ 代表

坂下信也

Shinya Sakashita

今の非常識が未来の常識をつくる

坂下信也

略歴

鹿児島医療技術専門学校卒業後、民間病院・保健所に勤務。
2009年に行政書士、社会保険労務士資格取得し、2011年に独立。
現在は地元鹿児島だけでなく全国に展開し、クライアントの労務の問題解決やITによる業務効率化支援、講演を行う。

現在の仕事についた経緯

24歳の時に大きな挫折と人生の大きな転換を迫られることになり、その際に、誰かに雇用され未来をゆだねる人生ではなく、自分の力で切り開いていきたいと思うようになりました。
今まで生きてきて、そしてこれからお世話になる人の人生にかかわる仕事をと考えたとき、その中のひとつに「法律」が思い浮かびました。
「生きていくうえで、法律は必ずついてまわる。トラブルを解決するためではなく、より良い人生を送るためにサポートできそう」と思ったのが行政書士と社会保険労務士でした。

仕事へのこだわり

法律の専門家は、トラブルや問題を解決するというイメージがありますが、それは「すでに明らかになっている事がら、いわゆる顕在化された課題を解決する」ということ。
それを先入観として持っていると、対象とする顧客は限られてきます。
顧客がまだ気づいていない事柄、いわゆる潜在化された課題に気づいてもらい、それを解決する糸口を提案するという考えを常に持っていれば顧客や課題は無限になります。
ちょっとした不満や不安を見つけ出し、それが大きくなる前に解決することこそ、自分の使命だと思いますし、「将来のなりたい自分・会社をいうものをイメージさせてあげること」これこそが今の士業に与えられた仕事だと思っています。
そういったこともあり、お客様との面談では聴くことに注力しています。
とあるメンターから「あなたの地図と他人の地図は同じではない」と言われたことが今でも頭に残っているのですが、お客様がイメージしたものって、私が100%同じものをイメージすることは不可能なことです。しかし、それをできるだけ100%に近づけようとすることはとても重要なことで、その心がけが信頼関係を作り上げることにつながり、内に秘めた声を聞くことができる秘訣なのかもしれません。
お客様から「坂下さんにこんなことも話してしまった。」と言われたときが一番のうれしいひとときです。

若者へのメッセージ

医療機関に勤務していた当時、その企業の常識やルールはその中のトップから作られていくことを実感しました。
そのトップの経験や考え方によって形成される常識やルールはその企業独自のものとなり、それは他の企業の非常識になる可能性もある。もちろん自分自身の非常識となる可能性も。

その中で生活する毎日は自分の人生にどれほどの価値を生むのだろうか?
その生活の中で発せられる不平や不満はどれくらいの生産性を生むのだろうか?

もしこの二つの問いに共感される方は、自分自身の道を切り開く準備ができてるのかもしれません。
何かをしようとするときには「不安」はすぐそばにいてくれて、何もしないでいると「不満」がまとわりつきます。それが進み、後戻りできなくなった時に「後悔」がやってきて、最後には「あきらめ」という終着駅に到着します。
逆に「不安」を進むと「苦労」が常に伴走してくれ、ときどき「挫折」の波が襲いかかる。それを乗り越え、やっとその先に「栄光」という未来が迎えてくれる。
正解がないのが人生。満足した人生を進まれることを期待します。