合同会社ノーエン 代表

齋藤典之

Noriyuki Saito

実るほど頭を垂れる稲穂かな

齋藤典之

略歴

2006年、資源(石炭)メーカーに入社し、化学プラントでの生産管理業務に従事。 
2018年、北九州市新農業者育成研修修了。
2021年、合同会社ノーエンを設立し、現在に至る。

現在の仕事についた経緯

農業は食料を生産しているということ、地域の産業を支えていること、また中山間地においては山や水源の継続的な管理により防災面でも役に立っていることなど非常に大切な産業です。
ただ気候に大きく左右されたり、製品化までのリードタイムが長かったり、規模の小さな経営体が多かったりと多くの課題を抱えています。
農業も農産物を生産する製造業の一種です。長年の製造業における製造管理の経験が大切な産業の課題解決の一助となればとの思いから、現在の会社を創業しました。

仕事へのこだわり

ひとりで仕事を為すことはできません。相手が同僚でも、上司でも、客でも、ライバルでもどのような立場であってもお互いに尊重し合うことが重要です。
そのために意識していることは、まずは相手の話を聞くということ。これは自分の中で相手の存在を認めるための大切な作業で、これ無しには信頼関係の土台を築くことはできません。
相手の話を聞くということは戦略的にも重要です。相手のことを良く理解することで、仕事をスムースに進めるための攻めどころを見つけることができます。

サラリーマン時代は学生の時の専攻とは全く異なる分野で仕事をしてきましたが、相手の話を聞くことで新たな知識を得て、同時に信頼関係を築くことができたのではないかと思います。
現在はサラリーマン時代とはまた違う分野に飛び込みましたが、同じように相手の話を聞くことを意識して仕事をしています。

若者へのメッセージ

勉強したことは無駄にはなりません。必ずどこかでつながってくるというのが今まで仕事をしてきた中で感じていることです。これは若かりし頃の自分にも教えてあげたいくらいです。
ただ、たくさん勉強するのはつらいですし、他にもやりたいことはたくさんあると思うので、少しずつで良いので継続して勉強することが大切だと思います。
これはだんだん気が付いてきたことですが、人間は常に勉強していないといけません。今は世の中の進歩が速くなっているので知識のアップデートがなければおいていかれてしまいます。ですから、継続して勉強する習慣があるかないかでは大きな違いになって表れてくるのではないかと思います。