VIVIA JAPAN株式会社代表取締役

大山知春

Chiharu Oyama

Everything happens for a reason

大山知春

略歴

ナチュラルスキンケアブランド「JUJUBODY」代表。 成蹊大学卒業後、みずほ銀行に就職。その後、外資系金融コンサルティング会社にてファイナンシャルコンサルタントとしてバンコクで勤務。計7年金融業界で働いた後、オランダNyenrode Business UniversityにてMBA取得。卒業後、クラスメイトのガーナ人と共に、日本女性としては初めて2013年にガーナで現地法人MindNET Technologies Ltd.を設立。サービスローンチ直前、31歳で舌癌を患い、日本に帰国。転移確率が5割近く、3週間毎の経過観察が必要になり、 ガーナでの生活断念を余儀なくされる。医師に、予防法はなく、転移したら対処するしかないと言われたことから、絶対に転移させないようにしようと心に決め、食事療法を調べ、体質改善を図る。「身体に取り入れるものが身体になる」という考えに辿り着き、ガーナで知った伝統医療として用いられる「モリンガ」を食事と美容に取り入れるようになる。2015年末、「モリンガ」の素晴らしさを伝えるため、アフリカの自然生まれのナチュラルスキンケアブランド「JUJUBODY」を設立。世界30ヵ国以上を旅し、現在、日本を拠点に、ヨーロッパ、アフリカを飛び回る生活を送る。

現在の仕事についた経緯

ガーナで起業中、舌がんを患い、日本に帰国することになりました。転移予防を模索する中で、「体に取り入れるものが体になる」という考え方に辿り着きました。そうして、ガーナで出会った伝統医療としても使われる奇跡の木、「モリンガ」を食生活に取り入れることにしました。また、日本で流通する食べ物やスキンケアには他国の製品よりも添加物が多く含まれ、自然なものがとても少ないことが気になるようになりました。同じようにがんや慢性疾患、生活習慣病で悩んでいる人に、この素晴らしい植物、モリンガの魅力を伝えたいと思い、アフリカの自然生まれのセルフケアブランド「JUJUBODY」を立ち上げることにしました。

仕事へのこだわり

経済的に自立できるようになること、会社に依存せずに働けるような力をつけたいと思い、キャリアをスタートさせました。起業することも、ましてやアフリカに行くことなんて、当時は全く想像もしませんでしたが、今は、考えもしなかった道を歩くようになりました。

目の前の仕事を一生懸命こなすことが、点と点を繋ぐように、次の機会に繋がっていきました。どんなに小さな仕事にも真摯に取り組むことが大事だと思います。

現在のセルフケアブランドの仕事では、お客さまが一番のサポーターです。自分の家族や友人に好きなもの、良いものを紹介するように、自社製品を紹介しています。時には、他社の製品やサービスを勧めることもありますし、直接、自社製品やサービスに関連しないセルフケアにまつわる情報を提供したり、質問にもできる範囲正直にお答えするようにしています。初めて会員登録をして商品を購入してくれたお客様には、今も直筆でお礼状を送っています。自社オンラインショップでの販売がメイン販路ですが、顔が見えないオンラインでの販売だからこそ、一人一人との距離を大事にすることを当初から心がけています。口コミでのご紹介が多く、広告宣伝なしに、これまで事業を継続することができました。今後、事業規模が拡大しても、核となるアイデンティティーを失わないようにしたいと思います。

若者へのメッセージ

仕事への努力は、決して裏切りません。努力したことに対して、その時に報われるとは限りませんが、努力したことは、必ず、報われ自分に戻ってきます。それが恋愛とは違い、仕事の素晴らしいところです。

情熱を傾けられる仕事ができるようになると、人生はとても豊かになります。でも、情熱は、惰性で生きている人には、見つからないものです。情熱を注げるものを仕事にするには、勝ち取る努力が必要です。簡単なショートカットはありません。でも、それだけの価値があるものだと思います。

自分の直感を大事に、得意なこと、好きなことにフォーカスを向けて、一生懸命に目の前のことに取り組んでいくと、自然と道が拓けていくと思います。