株式会社ブリッジトゥジャパン 代表取締役

大須賀 篤

Atsushi Osuga

たとえ他人よりも後れをとろうとも、正しき道をふみはずしてはならない

大須賀 篤

略歴

テキサス州立大学エルパソ校を卒業。1996年に帰国して米国の広告代理店に勤務、2000年に転職してパソコン業界で海外からの商材輸入担当バイヤーになる。2002年には社内起業し、退職する2012年までに年商約35億になるまでに育てる。2012年に独立して、主に欧州と日本を繋ぐ貿易の仕事に携わり現在に至る。2021年6月には新たに株式会社ブリッジトゥジャパンを設立。

現在の仕事についた経緯

2012年に退職した株式会社エバーグリーン時代の仲間との構想を実現するために、その時の仲間と共に株式会社ブリッジトゥジャパンを起業しました。
2012年に退職して独立した理由としては、まずは自分の力不足であったことは認めざるを得ません。グループとしての考え方と子会社としての考え方や立ち位置について、方向性が異なった部分がありましたが、修正していく能力がありませんでした。ですので、その後は、やり残した部分があるのではないかと常に考えていました。
今のパートナーとは何年も前から一緒に仕事ができないかを模索してきました。2021年にお互いの仕事の都合も含めて、遂に「そのタイミングが来た」と考えて起業することにしました。

仕事へのこだわり

自分が20代前半の頃に「7つの習慣」に出会い、その考え方がその後の生活に大きな影響を与えました。特に大切に思い、今もたどり着こうとしている考え方は、「自分が自立しなければ周囲の人達との良い相互依存はできないであろう」という部分です。社内でも社外でも他者と仕事をするということは、自分が自立していなければ他者の良い部分を引き出すことはできません。逆に、自分や自社の都合ばかりで仕事をしても、その仕事を発展させることはできないだろうと考えて仕事をしてきました。
物販で言うと、販売する側にとって購入してくれる企業がお客様になります。お客様のわがままというのは、ある程度許されてしまうのが現実です。ただし、それが事業の発展につながるとは限りません。要はどちらの立場であっても、お互いが自立した立場であれば、お互いの良い部分や自分に無い部分を理解しあって協力し合えるようになります。その結果、より事業の発展が望めるのではないかということです。
2002年に社内起業をして、若くして責任者を任されたことで、このことを非常に強く考えるきっかけとなりました。社内では社員の自立を目指し、自社を発展させるためにも他社との相互依存ができる組織を目指しました。
自分や自社の事ばかりを考えていても、応援してくれる企業は増えず、他社との交わりの中で新規事業を成長させることができなくなり、結局どこかのタイミングで自社の成長を止めてしまう結果になると気が付きました。これが、2012年までの10年程度の期間で最終的にたどり着いた考えになりました。

若者へのメッセージ

社会人としての最初の10年程度は非常に大切な期間だと考えています。どの様な企業であっても職種であっても、自分がその時にやっていることを極めるために努力することが必要だと思います。
会社や上司によって、モチベーションを下げられてしまうこともあります。しかし、自分の状況を嘆いても何も変わりません。そうであれば、今やっていることをしっかりと極めて、まずは自立することを考えるべきだと思います。その上で上司や会社に意見をしていくべきだと思います。
就職した企業によっては、大学の同期や友人が先に進んでしまっていると焦ることもあるかもしれません。しかし、それは自分の力でそうなっているケースは少ないです。大切なことは自分が考えて実行したことによって、結果を変えることです。