株式会社小貫金網製作所 代表取締役社長

小貫好弘

Takahiro Onuki

お金がない事を嘆くんじゃない。夢がない事を嘆きなさい。

小貫好弘

現在の仕事についた経緯

専門学校を卒業して資格を取得したのちに、某自動車メーカーの方に1年ほど勤めさせていただきました。
その後、曾祖父が創業したこの製造業の会社を引き継ぐために入社をしました。今から約6年前に代表取締役に就任いたしました。

仕事へのこだわりと目標

製造業なので、お客様から求められる一番大きな部分は、品質や納期です。そのため、会社の方針としましては、約束事やルールを守るなど、そういった基本的な事をしっかりと行うようにしています。
また、“利益というものは後から付いてくる”という意味の、「先義後利」という言葉があるのですが、会社の中ではこの言葉を社風として浸透させ、お客様から信頼されるためにはどうしたらいいのかを常に考えるようにしています。

弊社は、何かしらの問題があり、他の会社で出来ないと言われてしまったことを相談しに来て下さる方が多いので、基本的にノーとは言わないようにしています。そして、弊社なりの方法で解決策を提案しています。
ただ、どうしても弊社にできない事というのもあるので、そういった事は、「自分たちの仲間と協力をして、なんとかしてあげよう」というスタンスで営業をしています。

事業再構築という形で、コロナの影響を受けた会社が今までとは違った革新的な事を行うために、国の方から出ている補助金があるのですが、それを第一次で獲得させていただきました。今後は、弊社も新しい事にチャレンジをしていこうと考えています。
やはり今までと同じやり方で同じことをしていても、結局その場に留まってしまうだけなので、10年20年先を見据えて、先見の明を持って動いていかなくてはいけないと思っています。

若者へのメッセージ

このコロナ禍で非常に暗い数年を過ごし、「青春」の時間が奪われてしまったということは、非常につらい部分が多いと思います。波があってこそ人生だと思います。私自身もこの時期にコロナ禍を経験し、会社も大赤字になりました。逆に言うと、そういう経験は今しかできません。
その人にはそのタイミングでしか経験できないことがその瞬間、訪れます。それらは、これから生きていく上で決して無駄にはならない点だと思います。
時代にあった生き方・やり方を、その時のベストを尽くしてやっていくしかないと思うので、卑下せずに頑張っていただきたいと思います。