株式会社Seek Diver 代表取締役社長

沖 靖司

Yasushi Oki

小さな変化が多様性になる

沖 靖司

略歴

高校卒業後、地元で消防職員として入署。救助活動など3年間経験し2012年に独立。独立後で完全歩合制営業などアイドルプロデュースや恋愛コラムの執筆など、10年間で20以上の事業を経験。現在は法人化し、過去の経験から基づく、営業コンサルやWEBサイト制作など多方面で活躍中。

現在の仕事についた経緯

会社設立のキッカケは、この10年の独立経験から「多様性のある生き方」が必要だと感じた事からです。
多様性というのは、“周りの人や時代と上手に付き合っていける能力”だと思っています。私は、頑張って仕事をしている人や、人付き合いをしている人は報われて欲しいと思うんです。ただ「頑張りの方向性」が間違えれば報われないですよね。

つまりは、不器用な人や情報格差によって幸せになれないかもしれないと言うことです。これは由々しき事だなと思っていますし、それが目まぐるしく変わる現代での必須なスキルだと確信しています。だからこそ、その役割を担う会社のひとつになればと、私のライフワークとして会社設立をしました。

仕事へのこだわり

仕事のこだわりは、“趣のある仕事をする”ことです。趣というと古風な感じがありますが、実は「工夫や思考の深さを感じる面白さ」という意味もあります。簡単に言えば、ちょっと深みのある面白さを仕事に求めているという事です。そもそも日本人の私たちは、人生の大半は仕事をしていますから、その仕事のプロセスから趣を感じないというのは、どこか寂しいと思っています。ただ、プロセスがつまない事を否定する訳ではないですが「もっと楽しく面白くする」というのが、本来の仕事の意義ではないかと考えています。

自論ですが、仕事は会社や個人の「過度な他者比較や承認欲求を満たす」ためのツールとして扱われている気がしています。「他社よりも利益を上げる」「社長らしく仕事するべき」「他者よりも偉くなりたい」など利己的な考えが先行してしまうということです。これは、趣をなくしてしまう原因だと思うので趣と利己的な目標のバランスを考えて取り組むべきです。

そうならない為に、私の場合は好きな考え方でもある「ゲーミフィケーション」を仕事に取り入れて仕事を少しでも面白くなるように考えています。ゲーミフィケーションとは、ゲームのように楽しく、そしてわかりやすく仕事が明確な基準で評価されやすくなるのがメリットになるものです。

タスクを細分化して「今日はココまでできたご褒美をあげる」などRPGをクリアするような感覚で仕事ができるのです。このやり方が仕事効率も上げてくれますし、周りの人間も面白く感じてくれて助かっています。
このように仕事をしていて楽しくなる面白くなる工夫が、仕事でこだわるべきポイントだと思っています。

若者へのメッセージ

自分の人生にリアリティを持つのが大事と伝えたいです。このメディアを見るくらいの方であれば、わかっている人もいるとは思いますが「自分で行動して自分で未来を変えていかなければならない」というのが現実です。

この現実に、落胆してしまう人もいるかもしれませんが、そうしていくしかないと割り切れば、人生は楽しい事・面白い事しかないと思えるようになると私は思っています。その一歩目として「この目標を達成するために何が必要か?」と本気で考えてそれに沿って行動してみてください。意外と思った以上に課題は少ないかもしれません。

ただ、自分の答えでは不安なこともあるでしょうから、自分より知見が広い方や頼れる方から指導を頂ける環境にいるのはいいでしょう。その行動が想像以上のスピードで未来が変わるキッカケに間違いなくなります。
これは、私が20代に変わるキッカケを掴む為に一番大事にしていた事です。自分の頑張りを最大限活かしたいのであれば、リアリティを持って頑張りの方向性を意識してみてください。