グランパスコンサルティング株式会社代表取締役

大平祐輔

Yusuke Ohira

遠回りすることが一番の近道

大平祐輔

略歴

1986年1月28日に福岡県で誕生。
中央大学商学部を首席で卒業後、2008年に新卒で大手システムインテグレータのSCSK株式会社に入社。
商社・製造業を中心にアプリケーション領域からインフラ領域まで高い技術力と幅広いプロジェクト経験を兼ね備えたSAP認定コンサルタントとして10年以上に渡り活躍。
2020年にSAP専門コンサルティングファームを設立し、代表取締役に就任。

現在の仕事についた経緯

大学4年の春、企業にシステム導入の提案やアドバイスをするITコンサルタントという職業に憧れ、IT系のコンサルティング会社を中心に就職活動していましたが、上手くいかず挫折。
落ち込んで家に引きこもっていましたが、夏に就職活動を再開し、システムを構築するシステムインテグレータの会社に何とか内定をもらうことができました。
最高のモノを作りたいという私の思いとシステムを作るというシステムインテグレータの仕事がマッチしていたこともあり、一心不乱に働き、IT系のコンサルティング会社では得られないような高い技術力と幅広い経験を身に付けることができました。
現在は独立し、IT系のコンサルティング会社を経営していますが、その遠回りした経験が無ければ、今の自分は無かったと思います。

仕事へのこだわり

私が仕事で常に心掛けていることは「いかに仕事を楽しむか」ということです。
人生の三分の一を費やす仕事を楽しまず、生活のために仕方なく働くなんてこれほど贅沢な時間の使い方はありません。

私が新人の頃はどんな小さな仕事でも率先して取り組みました。
この仕事を効率良くするにはどうすればよいのか、この難しい仕事をクリアするにはどうすればよいのか、そうやってゲームを攻略するかのように考えながら取り組むことで、常に仕事を楽しくする工夫をしてきました。

システム構築の仕事は山登りに似ています。
山登りは複雑な地形や急な勾配を登るという長く苦しい時間ばかりですが、山頂に登り、そこから素晴らしい景色を見たとき、それは何者に代えがたい達成感があります。
システム構築も同じで、システムが完成するまでは苦労の連続ですが、自分が作ったモノをお客様が喜んで使って頂く姿を見たとき、今までの苦労が報われると共に最高の達成感と楽しみが味わえます。
その楽しみが快感でこの仕事を続けられています。

新卒から定年まで働き続けたと仮定すると約40年。
仕事を労働として定義すると、続けることが苦手な私なら途中で挫折していると思います。
私にとって仕事は生きがいであると同時に楽しい遊びの1つであり、いかに楽しめるか、それが重要です!

若者へのメッセージ

やりたいことが見つからない。夢や目標がない。
私自身も今の若者と同じような悩みを抱える若者の一人でした。
いつか、やりたいことや夢は見つかるだろうと思い漫然と日常を過ごしていましたが、
受け身で待っていても何も見つけることができませんでした。

やりたいことや夢は一日一日、一瞬一瞬を一生懸命もがき苦しみながら挑戦し続けることで、それが少しずつ形になっていき、あるときにそれがやりたいことや夢という形になるものです。
悩んだり考えたりする暇があったら、これを読んだ瞬間から何か行動に移すべきです。

そして、やりたいことが見つかったら、勇気を持って一歩を踏み出してください。
起業もそうですが、資金が集まったら起業しようとか〇〇のスキルが身に付いたら起業しようとか思って、二の足を踏んでいるといつまで経っても夢は夢のままです。

0から1。

その一歩さえ踏み出してしまえば、あとは走りながら何とかなります。
人生にチャンスは多くありません。
そのチャンスが来たら、それをつかみ取るために、迷わずその一歩を踏み出すことが重要です。
その大いなる一歩を踏み出すことで、またそこから道が拓けていきます。