株式会社友永堂 代表取締役

大橋 樹

Tatsuki Ohashi

一期一会

大橋 樹

略歴

関西学院大学社会学部卒業。無職、路上生活を経験した後、日雇い労働により定住先を確保して司法試験に取り組むも、新司法試験制度改革を機に不動産業界に進む。地場の不動産買取会社から大手仲介会社を経由して、平成30年独立。サラリーマン時代から不動産投資を開始し、現在は大家業と事業用不動産の仲介・コンサルティング、破産・相続・事業承継に伴う不動産処分などの分野で活動している。

現在の仕事についた経緯

もともと不動産に興味があったわけではありませんでした。路上生活をしていて寝ている間に所持品を盗られたりといったこともあったので、「家があるのはありがたいよね」という当たり前のことを噛みしめていた時期はありました。それで、たまたまご縁があった会社が不動産事業部での人材募集だったことで、なりふりかまっていられなかったというのも正直ありますし、志望動機としても自然だと思い、入社することにしただけです。
ところが、やってみたら面白かった。その後は夢中で仕事をしました。当初から独立はするものと考えていましたから、自然な成り行きで独立しました。今考えると、失敗しても最初の状態に戻るだけ、という気持ちが前に進む力になったような気はします。

仕事へのこだわり

こだわりというほどではありませんが、「そこまでしてもらわなくてもいいけど。」とお客様に思われるくらいまで迅速かつ細かく丁寧に仕事をするようには意識しています。お客様が期待する以上のサービスを提供する、という営業の基本みたいなものだとは思いますが、今までいろいろな方を見てきて、意外と実践できている方は少ないなとは思っていました。そんな風に仕事をしていると、最後にはお客様から「ちゃんとやってくれているみたいなので、後は全部任せるので良い様にしてください。」「資料はちゃんと見てないけど、大橋さんが良いと思うならそれでいいと思います。」などのお言葉をいただくことが出来たりします。何億~という高額な不動産の売買にも関わらず、そのようにおっしゃっていただいた時は、嬉しいし達成感もあり、反面、責任や緊張感も大きくなりますが大変やりがいを感じています。

若者へのメッセージ

初めはどちらかの会社にお勤めになられる方が多いとは思いますが、ご存じの通り、価値観や働き方、組織とその構成員のwin-winの在り方も多様化してきていると思います。まずは会社に求められていることに精一杯取り組まれるのもいいと思いますが、将来的には、ご自身と会社あるいはご自身と社会にとっての独自のwin-winの形を見つけていっていただくことが今後豊かな人生を歩んでいかれるために必要だと思っています。
そのためには、皆さまそれぞれが、一つの組織の中でだけではなく社会に対して一個人として役に立つ具体的なスキルや人脈を身に付けることが大切だと思います。