シルタス株式会社 代表取締役
小原一樹
Kazuki Ohara略歴
大学を卒業後、特殊冷凍を扱うベンチャー企業でフードテック事業に従事。
2016年11月にシルタス株式会社を設立。
創業初年度から3年連続で、経産省や総務省の「データ利活用における実証実験」に参画。
2019年3月、買い物データから食事管理ができるアプリ「SIRU+(シルタス)」をリリース。
神戸市などの自治体と協働して、SIRU+の全国展開を進めながら、健康行動を人のモチベーションに委ねるのではなく、日常の習慣を健康行動化させる仕組みづくりを目指す。
2016年11月にシルタス株式会社を設立。
創業初年度から3年連続で、経産省や総務省の「データ利活用における実証実験」に参画。
2019年3月、買い物データから食事管理ができるアプリ「SIRU+(シルタス)」をリリース。
神戸市などの自治体と協働して、SIRU+の全国展開を進めながら、健康行動を人のモチベーションに委ねるのではなく、日常の習慣を健康行動化させる仕組みづくりを目指す。
現在の仕事についた経緯
大学生の時に1年休学して世界一周の旅をしたのですが、その時に食の需要と供給が適正でないことに問題を感じ、食品流通に興味を持ちました。
そして大学卒業後、食品流通に抜本的な変革を起こせる技術を持つ企業に入社しました。
食に携わる中で、消費者は明確な基準がないまま食品を選択している、という食の不可視性に疑問を感じるようになり、その先にある「食の健康」にも興味を持つようになりました。
私自身、もともと食べることが好きで、お酒も大好きなので、あまり健康的な食生活とは言い難く、この食生活を続けていたら…という不安が生じ始めました。既存の食事管理アプリを色々と利用してみたのですが、毎食の記録付けが必要なため続けられないし、健康的な食生活ばかりするのは楽しくないという結論に至りました。
「食の楽しみ」と「将来の健康」を両立させるために、簡単に自身の栄養状態を可視化し改善できるサービスを作りたいと思い、起業して「SIRU+」の開発に着手しました。
そして大学卒業後、食品流通に抜本的な変革を起こせる技術を持つ企業に入社しました。
食に携わる中で、消費者は明確な基準がないまま食品を選択している、という食の不可視性に疑問を感じるようになり、その先にある「食の健康」にも興味を持つようになりました。
私自身、もともと食べることが好きで、お酒も大好きなので、あまり健康的な食生活とは言い難く、この食生活を続けていたら…という不安が生じ始めました。既存の食事管理アプリを色々と利用してみたのですが、毎食の記録付けが必要なため続けられないし、健康的な食生活ばかりするのは楽しくないという結論に至りました。
「食の楽しみ」と「将来の健康」を両立させるために、簡単に自身の栄養状態を可視化し改善できるサービスを作りたいと思い、起業して「SIRU+」の開発に着手しました。
仕事へのこだわり
「できない言い訳をしない、できる方法は無数にある」
スタートアップが5年後も事業を続けている確率は15%といわれています。事業面、資金面、チーム作りなど、課題は山積みで、会社を経営するって本当に大変だと毎日思っています。
僕らは、「だれが何を買ったか」という購買履歴を栄養素に変換することで、買い物の栄養バランスを可視化し、不足栄養素を補う食品を提案するアプリ「SIRU+」の開発をしています。
同じようなビジネスモデルは、世界中のどの企業も行なっていません。
健康という社会的にとても大切な課題でありながら、成功モデルがほぼない領域において、サステナブルな仕組みにするために、ユーザーの課題と小売流通の課題、どちらも解決できるようなサービスにする必要があります。
自分自身で客観的に見ても、困難な事業に手を出したな、と思うこともあります。
しかし、僕は起業して一度も不可能だと思ったことはありません。
というのも、不可能なことって、世の中それほど多くないと思っているからです。なので、できない言い訳や理由を作らないで、とにかくやってみることにしています。
最初は仮説でいいので、やりながら軌道修正をしていく。そして、やると決めたことは絶対にやりきる。
僕は「不屈の精神」と呼んでいるのですが、どんな困難なことでも、粘り強く見方や手段を変えて攻めていけば、突破口は開けると思っています。
例えば、事業を進める上で、法規制がボトルネックになっていたとすれば、その法規制のない国で事業を行えばいい、くらいの気持ちで、どうすればできるのか、ということを常に考えています。
スタートアップが5年後も事業を続けている確率は15%といわれています。事業面、資金面、チーム作りなど、課題は山積みで、会社を経営するって本当に大変だと毎日思っています。
僕らは、「だれが何を買ったか」という購買履歴を栄養素に変換することで、買い物の栄養バランスを可視化し、不足栄養素を補う食品を提案するアプリ「SIRU+」の開発をしています。
同じようなビジネスモデルは、世界中のどの企業も行なっていません。
健康という社会的にとても大切な課題でありながら、成功モデルがほぼない領域において、サステナブルな仕組みにするために、ユーザーの課題と小売流通の課題、どちらも解決できるようなサービスにする必要があります。
自分自身で客観的に見ても、困難な事業に手を出したな、と思うこともあります。
しかし、僕は起業して一度も不可能だと思ったことはありません。
というのも、不可能なことって、世の中それほど多くないと思っているからです。なので、できない言い訳や理由を作らないで、とにかくやってみることにしています。
最初は仮説でいいので、やりながら軌道修正をしていく。そして、やると決めたことは絶対にやりきる。
僕は「不屈の精神」と呼んでいるのですが、どんな困難なことでも、粘り強く見方や手段を変えて攻めていけば、突破口は開けると思っています。
例えば、事業を進める上で、法規制がボトルネックになっていたとすれば、その法規制のない国で事業を行えばいい、くらいの気持ちで、どうすればできるのか、ということを常に考えています。
若者へのメッセージ
「自分で選択して、その選択に責任をもつ」
学生の時に世界一周に出た理由で一番大きいことが、住む国を自分で選びたかったということです。
僕は日本という国が好きですし、この国に生まれて良かったと思っています。しかし、日本しか知らないというのは、単純にもったいないと感じます。どんな仕事に就くのか、何をするのかと同じように、どこの国で生活するかも選択して生きていたいです。
世界一周に行って、色々な国を見た結果、日本で就職して起業するという道を選びましたが、将来的には海外でも起業したいと思っています。
自分で選択していないことに対しては、不満や愚痴も出がちです。なので、当たり前なことでも、なぜ自分はそうしているのかを振り返って、その上で自分で選択し直すと良いと思います。そして、その選択に責任をもって、より自由に力強く生きてほしいです。選択することは大変ですが、その大変さを楽しんでほしいです。
学生の時に世界一周に出た理由で一番大きいことが、住む国を自分で選びたかったということです。
僕は日本という国が好きですし、この国に生まれて良かったと思っています。しかし、日本しか知らないというのは、単純にもったいないと感じます。どんな仕事に就くのか、何をするのかと同じように、どこの国で生活するかも選択して生きていたいです。
世界一周に行って、色々な国を見た結果、日本で就職して起業するという道を選びましたが、将来的には海外でも起業したいと思っています。
自分で選択していないことに対しては、不満や愚痴も出がちです。なので、当たり前なことでも、なぜ自分はそうしているのかを振り返って、その上で自分で選択し直すと良いと思います。そして、その選択に責任をもって、より自由に力強く生きてほしいです。選択することは大変ですが、その大変さを楽しんでほしいです。